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関西で結納を行う「関西式」の服装・手順マニュアル

投稿日:2017年1月15日 更新日:

結婚が決まると、結納はどうするか頭を悩ますところです。

昔のように結婚は両家の結びつきという意識は薄れつつありますが、これから長い年月を関わりあっていくわけですから、けじめという意味では大切な儀式なのは間違いないでしょう。

また結納には、各地方において様々な形式や手順があります。

ここでは関西式”結納”の服装や手順をご紹介します。

服装は両家の格式をそろえること

新婦になる女性の服装

新婦になる女性は振袖や訪問着、ワンピースなどで明るい色合いのものを着ると、華やかな印象になります。肌を露出したドレスなどは好ましくないでしょう。

新郎になる男性

新郎になる男性は黒かダークな色合いのスーツを選び、ネクタイは礼装用の白にします。女性が和装の場合は羽織袴にすると、写真を撮る際には調和がとれて良いかもしれません。

両家の母

両家の母親は新婦になる女性に合わせて、着るものを選んだほうがいいでしょう。
新婦になる女性が振袖なら黒留袖でもかまいません。新婦が訪問着を着用する場合は、色留袖や訪問着にします。
ワンピースやスーツなどでもいいですが、派手な色は控えて新婦を引き立てるようにしましょう。

両家の父

両家の父親は、新郎になる男性に合わせたスーツ選びが大切です。ダークスーツに白のワイシャツと白かシルバーのネクタイが基本的なスタイルです。

結納の手順

結納品を装飾

レストランや料亭、ホテルなどの部屋に到着したら、結納品を飾ります。
9品目が正式ですが、簡略化して5品目や7品目にすることも可能です。
関西式では派手になる傾向があり、品目を1つずつ献上台に載せて飾るのが特徴的です。
このとき、婚約指輪も婚約記念品として目録に入れ、献上台に載せます。
相場は簡易なものなら3万円からありますが、豪華なものにしようと思えば20万円を超えるものまであります。
あまり見栄を張りすぎず、かといって貧相にならない程度のものが好まれています。

関西式結納では新郎側が新婦側を“もてなす”こと

関西は歴史的に公家の流れを汲んだ儀式になっていて、新郎側が新婦側をリードする形で進められます。
品目も新郎側だけが新婦側に送る形となります。
ですから飾りつけも新郎側だけが行い、新婦側は準備ができるまで席を外すのが一般的です。
今では仲介役を立てない略式型がほとんどですから、式の進行は新郎側の父親がすることになります。
「○○様と息子○○との縁談を承諾くださいまして、感謝申し上げます。これより結納の儀をとり行わせていただきます」と、挨拶から始めます。
新婦側は品目と目録を受け取ったら、受書(うけしょ)を渡します。返礼は1割返しで、新婦側は日を改めて返礼金または、お礼の品を渡します。
終わりの挨拶も新郎側の父親が行い、滞りなく式が終わったところで、記念撮影をしましょう。結婚式場やホテル、料亭などの場所に庭園があるなら、そこで写真を撮ると気分も和み、思い出に残ることでしょう。

その後は、用意された食事を楽しく歓談しながらいただく時間となります。
しかし前もって両家共が、儀式的なものは無しにして親睦を深める食事会だけにしましょう、ということになれば顔合わせの食事会だけになるケースも多く、両家共が納得のいく形で決めるのが一番です。

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