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結婚式参列者が抑えておきたい、招待状の返信から当日までのマナー

投稿日:2017年1月20日 更新日:

結婚式の招待状が届いたら…

結婚式に呼ばれたら、まず送られてくるのが「招待状」です。失礼のないように返信したいですよね。

招待状が届いているのに、親しい友人だからと言って口頭だけで出欠を伝えるのはマナー違反です。招待状の返信期限を守るのはもちろん、通常は2~3日遅くても1週間以内に返信したいです。もしも、仕事の都合などで出席できるかギリギリまで分からないという人は、事前にその旨をしっかりと伝えてください。

また、欠席がほとんど決まっている場合でも、まずはお祝いの言葉と共に「欠席の可能性」と、「できるだけ調整を試みる」という旨を伝えると良いでしょう。その後、一週間ほど空けて欠席の旨を伝えると、出席の努力をしたことが招待者側に伝わりやすくなります。くれぐれも「返信さえしなかったら出席にはならないだろう」という、勝手な判断はしないようにしてください。

招待状返信の書き方

ご祝儀袋同様、正式な文書は毛筆か筆ペン、黒の万年筆で書くのが一般的なマナーです。ボールペンでも悪くはありませんが、もし使用する場合は、真っ黒のものを使用するようにしてください。

返信する際のポイントとしては…

  1. 宛名の「行」を二重線(寿でも可)で消して、横に「様」と書く

  2. 招待状に書かれた「御」または「ご」を二重線(同上)で消す(御芳名の場合は「御芳」まで消す)

  3. 「出席」または「欠席」に丸をつける

  4. 出席の場合は「御欠席」、欠席の場合は「御出席」を二重線(寿でも可)で消す

  5. 出席の前に「慶んで(喜んで)」、後に「させていただきます」と入れると丁寧

  6. 余白にお祝いのメッセージを入れるとさらに好印象

欠席するときは、理由を書き添えます。仕事の都合、出産・子育てなどの理由の時は正直に伝えましょう。お祝い事なので、病気やケガなどの体調不良、自身の経済状況など、ネガティブな理由の時はぼかして伝えるのが、大人としてのマナーです

お祝い事を欠席すること自体が、基本的には失礼にあたるので止むを得ず欠席するときは、結婚式以外でお祝いの気持ちを伝えるようにしましょう。

当日の振る舞い方(会場入場まで)

招待状をしっかりと返信して、あとは結婚式に出席するだけ。初めて結婚式に参加する時、どうやって振る舞っていいか分からないですよね。ヘタなことをして、場をしらけさせてしまっては大変です。結婚式に出席する時のゲストマナー、は一通り心得ていくようにしましょう。

遅刻は厳禁

結婚式に限った話ではありませんが、遅刻は厳禁です。招待された時間の20~30分くらい前の到着を目安に行くようにしましょう。早過ぎでもよくありません。もしも当日、何かあって遅刻してしまう時には、分かった時点で会場に連絡するようにしてください。急ぎの場合には、友人に連絡して会場スタッフに伝えてもらいましょう。間違っても、連絡をしないで新郎新婦を心配させることのないように心掛けましょう。

受付のマナー

受付では、まず「本日はおめでとうございます」とお祝いの言葉を述べましょう。そして、「新郎の同僚の○○です」など、新郎新婦との関係性、そして名前を伝えてください。芳名帳があるときは、そこに自分の名前と住所を書きます。代筆はマナー違反です。例え自分が書く字に自信がなくても、お祝いだと思って必ず自分で書いてください。夫婦で出席するときは、一般的に夫が名前を書いたあと、妻が隣に自分の名前を書きます。

受付ではご祝儀を渡します。袱紗(ふくさ)から祝儀袋を取り出し、祝儀袋の正面を向けて両手で差し出すのが正式な渡し方。ただ、最近はカジュアルな結婚式が増え、袱紗を使用しない人もいます。汚れないようにすれば、必ずしも使う必要はないようです。

新郎新婦入場までの過ごし方

受付を済ませて開宴まで時間があると、控室に案内されることがあります。他の方もいるので、ご両親に会っても、ここでは短めの祝いの言葉に済ませておくのが良いです。

時間が来たら披露宴会場へ案内されます。自分の座席を確認し、着席します。左側から着席するのが正式な座り方です。テーブルに初対面の人がいれば、軽い自己紹介をしておくと良いでしょう。

 当日の振る舞い方(新郎新婦入場~)

新郎新婦入場から

招待客が着席し、時間が来たらBGMと共に新郎新婦が入場してきます。司会者が開宴を告げ、新郎新婦の紹介をし、主賓が挨拶をしたら乾杯です。誰かが挨拶をしている時は、親しい友人がいても静かに待ちましょう。ただ、もし挨拶で笑いを誘うような発言があれば、雰囲気作りと思って、遠慮なく笑ってください。乾杯の合図があるまでは、料理や飲み物に口を付けないようにしてください。また、乾杯の際は飲み会のように音を立てないようにしてください。グラスを、顔の位置まで持ちあげて乾杯するのがマナーです。飲めない人でもグラスに口を付けて、飲むふりをしましょう。

そのあとは、前半のメインイベントである、ケーキカットが行われます。カメラを持っている人は、写真撮影で場を盛り上げましょう。

披露宴の会食マナー

司会の人の合図で会食を始めます食事が同テーブルの全員に運ばれたのを確認してから食べるようにしましょう。基本的にスピーチ中に食事の手を止める必要はありませんが、耳は傾ける姿勢はとるようにしてください。もしも、会食中にお手洗いに行きたくなったら、料理と料理の合間を狙って行くと良いです。

普段コース料理を食べないような人は、テーブルマナーに不安を抱える人も多いはず。

結婚式で必要な基本的なテーブルマナーを紹介します。

  1. セットされたカトラリー(ナイフ・フォーク・スプーンなど)は基本的に外側から順番に使っていく

  2. 音を立てないように、料理はひと口大に切ってから口に運ぶ

  3. カトラリーはハの字に置くと「食事中」、並行に揃えて置くと「食事終了」の合図になる。並行に置く場合はナイフの刃をお皿の内側に向けて置く

  4. ナプキンは折り目を手前にして、膝の上に置くのが基本

とりあえずこれだけは覚えていくと、困らないと思います。食事のペースは早すぎても、遅すぎても良くありません。周囲のペースを見ながら合わせていきましょう。

 最後までお祝いの気持ちを忘れずに

閉宴したら、流れに沿って退場していきます。このとき新郎新婦と両親は、会場の出入り口で招待客のお見送りに来てくれます。その際もお祝いの気持ちをしっかりと伝えるようにしましょう。

披露宴ではお酒が出されるため、つい楽しくなってしまう人がいます。また、久しぶりに合った友達がいて、テンションが上がって羽目を外し過ぎてしまう人もいます。結婚式は飲み会の場ではありません。新郎新婦の顔に泥を塗らないように、お酒関係のトラブルが多い人は注意するようにしてください。マナーを知らない人は自分が恥をかくだけですが、騒ぐ人は周りに迷惑をかけます。

結婚式の参加者は、マナーと節度を守って、楽しく結婚式に参加しましょう。

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