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最初に準備するお金は賃料の7カ月分!?
ようやく見つけた二人の新居。
二人で一緒に住める日までお金はいくら見込んだらいいのでしょう?
ワクワクする気持ちで「この部屋に決めよう!」と話し合ってから、お金の支払いがスタートするのは1~2週間以内です。
引越し代以外に賃料の7ヶ月分ぐらい準備しておく必要がありますので、支払うお金とスケジュールは予想しておくことが大切です。
部屋探しの前に知っておきたいお金のこと
住まい探しの際に知っておきたい、かかるお金をみてみましょう。まず、契約時までにオーナーである貸主(家主)に支払うお金があります。
『敷金(しききん)』は賃料の1~2ヶ月分
※地域によっては、敷金と呼ばずに保証金(ほしょうきん)ともいいます。貸主に支払うべきお金が発生した時のための担保として預けるお金です。
住み続けているあいだはずっと預けているお金ですが退去する時には返してもらえます。
「家賃の支払いを滞納した時」や「退去する時の原状回復費用」や「ハウスクリーニング費用」に充当されることもありますので全部返してもらえるとも限りません。
ペットを飼う場合は敷金が上乗せになったり、償却(しょうきゃく)と言って戻ってこないお金の支払いがあったりしますので、ペットを飼う前提の契約では、通常よりも準備するお金が多くなると考えておいた方がいいでしょう。貸主の許可を得ずにペットを飼うと契約違反となるので注意しましょう。
『日割家賃(ひわりやちん)』は賃料の1ヶ月分以下
家賃発生日からその月の月末までの家賃を日割で支払います。家賃発生日は、契約の条件を左右する大きな要素となります。あまり先延ばしすると契約を約束してもらえないこともあるので、いつからなら家賃を支払ってもOKなのかを意識しておきましょう。
このときに注意したいのが、今の住まいも賃貸の場合です。今の住まいの解約通知は退去の何ヶ月前に入れることになっているのか事前に確認しておきましょう。
いまの家賃と新居の家賃をダブルで負担することがないようにしたいものです。
『前家賃(まえやちん)』は賃料の1ヶ月分
貸主に支払う契約日の翌月分の家賃です。通常、家賃は前払いとなりますので、前月下旬に口座引落や振込での支払いとなります。口座引落や振込にかかる手数料は入居者が負担するのが通常です。
『鍵の交換費用』は2万円程度
退去時若しくは入居時に鍵を交換するために支払う費用です。管理会社が代行して預かるケースも多々あります。金額は物件や鍵の本数によって異なりますが、中にはセキュリティの高い高額のものもあり、5万円以上請求される物件もあります。
『礼金(れいきん)』は賃料の1~2ヶ月分
貸主に支払うお金で返ってこないお金です。中には礼金なしの物件もあります。
最初に支払うお金はこんなにあります。でも、この他にも貸主以外にも支払うお金もありますので予め支払うお金を予想しておくことは大切ですね。