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結婚生活を始める前に知っておこう!いまさら聞けない「マイナス金利」

投稿日:2017年4月4日 更新日:

日本で2016年1月に導入されたマイナス金利政策。とはいえ、身近な金利がマイナスになっている訳ではありません。みなさんは、マイナス金利の影響を実感したことはありますか?カンタンに「マイナス金利政策とは何か」と「私たちの関係」を考えてみます。

マイナス金利は、〇〇にとっては大ショック

「マイナス金利政策」とは一言でいえば、「銀行にとってマイナス金利」になる制度です。

私たちから見て銀行の向こう側には、お金(日本円)の供給をコントロールしている日本銀行(にちぎん)がいます。これまで銀行は、集めたお金を日本銀行(にちぎん)に預けていれば0.1%の利息をもらうことができました。ところが、日本銀行(にちぎん)がマイナス金利政策を導入したことにより、銀行が日本銀行(にちぎん)に預けている資金の利回りは「マイナス0.1%」つまり、金利分目減りしていくようになったのです。銀行にとっては、赤字にならないためにどんどんお金を貸したり、日本国債(にほん・こくさい)を購入する等、世の中にお金を回すことを迫られますので、銀行にとってかなりスパルタとなったのです。

※このコラムはシンプルな内容にまとめています。実際のマイナス金利制度では、マイナス金利の影響を和らげるための配慮がされています。

銀行だけでなく、私たちにも影響が……

「マイナス金利」により銀行は大変な状況ですが、私たちにも影響があるのでしょうか。

結論から言えば、大いに関係があります! マイナス金利政策がはじまった結果、銀行がお金を貸す時の金利(例えば住宅ローン)や、日本国債のような安定資産の利回りも全般的に低くなりました。その他にも、「預金金利が過去最低の水準に引き下げられた」「一部の保険商品が販売中止になったり、保険料が上がった」などがあります。預金金利はもともと低い水準でしたので、下がったとはいえ、違いを感じにくいかも知れません。保険会社もマイナス金利政策による金利低下の影響から、保険料として預かったお金を運用しづらくなっており、それが残念ながら保険商品のラインナップに反映されています。

マイナス金利とのつきあい方

幸い日本ではあまり心配する必要はなさそうですが、ヨーロッパでは、預金金利がマイナスになった事例があります。苦しい銀行が転嫁することによって「銀行にとってのマイナス金利」が「個人にとってのマイナス金利」にならないことを願うばかりです。

もっと大切なポイントとして世界的には、徐々に「金利低下」よりも「金利の上昇ムード」が高まっています。日本では当面の間はマイナス金利政策が続く見通しですが、家族のライフプランという長い期間の中では、遠くない将来に金利が上がる(正常化する)ことを見据えて「金利が上がっても後悔しない(例えば、預金を長期間固定金利ばかりにしない)」「金利が上がっても困らない(例えば、住宅ローンを変動金利で、めい一杯借りない)」ように注意しましょう。

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