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愛犬家の新郎新婦必見!ペットの犬を参加させた結婚式エピソード

投稿日:2017年4月4日 更新日:

台本どおりにいって当然の結婚式当日……なのですが、実は一筋縄ではいかないのもまた、結婚式です。
ウェディングプランナーが見た、実際の結婚式でのエピソードをお届けします。

今日は、ペット参加型でのセレモニーでのお話です。

“リングドッグ”とは?

皆さんは、“リングドッグ”をご存知ですか?
結婚式の際、新郎様新婦様が交換する「指輪」を、おふたりの元まで届けてくれるリング犬のことです。

小さなお子様が指輪を運ぶ“リングガール”、“リングボーイ”の愛犬版ですね。
当然ですが、犬は指輪を持つことができないので、首輪に指輪をつけたり、背中や洋服にリングピローをつけたりして運びます。

本当にあった結婚式エピソード “ペット参加型結婚式”

今日の主人公は、数年間同棲を経て結婚式を迎えた新郎新婦と愛犬の"チワワ"ちゃん。
同棲を開始するとほぼ当時に迎え入れた愛犬とのことで、おふたりにとっては子供のような存在でした。

さて、当日は結婚式が始まる前に、リハーサルも済ませ、おふたりも愛犬も準備万端。
想像以上にきっちりと役目を果たしてくれた愛犬に、おふたりもスタッフもホッと胸をなでおろしました。
この調子なら、きっと本番も大丈夫!

“まさかの事態に会場騒然”

そして、訪れた本番での出来事。

「リングドッグ⚪︎⚪︎ちゃんの登場です!」の司会者の掛け声で、バージンロード前の扉が開き、おふたりの愛犬が登場しました。
突如登場した、濃紺のタキシードをきこなした可愛いチワワに、参列者からは「可愛い!」の歓声に拍手喝采。
カメラのフラッシュとたくさんの拍手がチャペルを包みました。

さて、ここで予想外の出来事が起こります。
おふたりの愛犬チワワ、リハーサルでは、扉が開いた瞬間、新郎様のところへ一目散に走って行けたはずが、たくさんのゲストとそのざわめきに驚いて椅子の下へ隠れてしまいました。
これまで見たことのない景色と雰囲気に怯えてしまった様子。

“雰囲気を変えた!司会者の機転を利かせたこの一言”

リングがないので、指輪の交換もできず、スタッフ一同、ヒヤヒヤして様子を見守りました。
新郎新婦様が呼びかけても一向に動く気配もなく、機転を利かせた司会者が参列者へ呼びかけました。
(これが、人前式で、司会者がいる状況で本当に良かったです。)

「参列者の皆様、リングドッグリレーにご協力をお願いします。」

こうして、指輪を背負いタキシードを着た愛犬チワワは、参列者から参列者に手渡され、無事おふたりに指輪を届けることができました。

結果的に、参列の皆さんにとっても近くで愛犬と触れ合っていただくことができたゲストも参加型の演出となり、おふたりにとっても、参列者にとっても(そして、スタッフにとっても)思い出深いセレモニーの一幕でした。

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