結婚式で伝える感謝の手紙を読むときは、思わず胸がジーンときます。
それは、両親だけでなくゲストにとっても感動を呼ぶ事です。
結婚式は、普段言えなかった両親への感謝の気持ちを手紙にして率直に伝えるいい機会です。
新婦だけでなく新郎も手紙を読む人が増えています。
結婚式の手紙の書き出しによって、両親だけでなく皆を引き込むことが出来ます。
手紙の書き出しに入れる3つの文を紹介します。
手紙の一般的な書き方
上手にまとめることも必要ですが、あまり硬い文章にならず、素直な気持ちをストレートに表現することも大事です。
結婚式や披露宴で読まれる手紙はクライマックスの場面になります。
思いがしっかり伝わる文章にしましょう。最初の一文で手紙の印象が決まります。
手紙を書く目的をはっきりと決める
結婚式の手紙を何のために書くのかなどをはっきりさせておくことです。
例えば、両親との楽しい思い出でいっぱいであるとか、反抗ばかりしていた自分をあやまりたい、いつもは言えない感謝の言葉を伝えたいなど何を両親に伝えたいかを決まます。
書く日は1週間ほど前までに書き上げておいた方が、前日バタバタと書いて思い出して眠れなかったということもあるので、前もって準備しておいた方が無難です。
書き直す余裕もほしいので、2,3日前までには書き終えているようにしておくことをおすすめします。
手紙の長さ
手紙はあまり長すぎるとゲストが飽きてしまいます。
800文字くらいまでにまとめておくと4分以内で読めます。
新婦と新郎両方読む場合は、一人3、4分くらいで二人で6,7分くらいにとどめておくことがおすすめです。
一般に新婦の手紙が主になるので、新郎の手紙の方が新婦の手紙の後で短くなるのが一般的です。
手紙の構成
結婚式の手紙は、「書き出し文」、「本文」、「結びの言葉」の3部構成にするとわかりやすい文章になります。
書き出し文は両親やゲストの思いを引き込みます。本文で皆が手紙に引き込まれていきます。
結びでは湧き上がる感情があふれ出てきます。
そんな手紙を読まれたら両親やゲストは感動します。ここが結婚式のクライマックスとなるでしょう。
本文には両親とのエピソードがゲストにもわかるように、場所名や内容をわかりやすく伝えると家族だけの手紙にならず、ゲストも感動を分け合うことが出来ます。
非難する内容はNG
手紙の内容は、ゲストや相手の両親、自分の両親が傷つくような内容は避けてください。
内容的に忌み言葉とされている言葉は避けましょう。
例えば、別れる、切れる、嫌い、壊す、終えるなど夫婦の別離を連想させるような言葉、再婚を連想させる言葉、不幸、不吉、死を連想させる言葉や重ね言葉は避けましょう。
手紙用の封筒と便箋は白色がベスト
両親に渡すので花嫁と同じ白色の封筒と便箋がベストです。
新郎からの手紙もタキシードに合わせて白がいいでしょう。
白でも事務用の封筒と便箋ではなく、しゃれたデザインや素材の封筒と便箋を選ぶといいですね。
上手な人は手書きのイラストや絵を入れるとご両親は喜ばれ想い出に残ります。
手紙は残すことが出来るので、両親への手紙の演出は結婚式に取り入れたいですね。
書き出し文
結婚式の両親へいつも通り接しているように呼びかけるとぐっときます。
例えば、お父さんお母さんと読んでいるなら、お父さんお母さんと書いて、おとんおかんならそのままの呼び方で書くと両親に伝わりやすいです。
手紙は書き出しが肝心です。
両親に思いを伝える書き出し文や書く長さ、構成の仕方、結婚式で手紙の読み方などを紹介します。
書き出し文は、次のような文が一般的です。
1、ゲストへ手紙を読むことに対して断りの文
2、両親への感謝の気持ちや呼びかけの言葉
3、結婚する今の心境や喜び
自分が一番伝えたいことを書き出しにもってくると思いがよく伝わります。
導入文なので長々と書く必要はありません。
まず、ゲストのことも考えて手紙を読む時間をくださいと断りを入れます。
すると、ゲストのことも考えているという態度が伝わります。それぞれの文例をいくつかあげます。
1、ゲストへ手紙を読むことに対して断りの文例
・皆さま、私たちの結婚式にご列席いただき有難うございます。この場をお借りして両親への手紙を読ませていただくことをお許しください。
・本日はお集まりいただき、祝福してくださいましたことを感謝申し上げます。少しの時間、両親への感謝の言葉を述べることをお許しください。
・本日は、私たちの結婚をたくさんの皆様に祝福して下さり感謝の気持ちで一杯です。この場をお借りして両親への手紙を読む時間をとらせてください。
2、両親への感謝の気持ちや呼びかけの言葉
・お父さん、お母さん、今まで育ててくれてありがとうございました。たくさんの方に見守られて結婚式を行う事が出来たのもお父さんとお母さんのおかげです。
・お父さん、お母さん、今までありがとうございました。思い起こしてみると今まで楽しいこと、苦しいこといろいろなことがありました。
・(息子から)おかん、一人で苦労して僕を育ててくれて有難うございます。今この日を迎えることが出来たのは、反抗的な僕をおかんが見守ってくれたおかげです。
3、結婚する今の心境や喜びの文例
・結婚式はこれほど幸せを感じるものだとしみじみと幸せをかみしめています。
・今、○○さんと一緒になれたことは本当に幸せです。一重に○○さんを育ててくれたご両親のおかげです。それと、お父さんとお母さんが私をここまで大きくしてくれたからです。
・〇年間、○○さんと付き合ってあっという間に月日が過ぎました。結婚式を挙げることが出来てとても幸せです。
本文にはエピソードを入れる
本文は両親とのエピソードを入れます。
両親との幼いころの記憶や嬉しかった思い出、親と共に行ったこと、苦労をかけて謝りたいことなど実際のエピソードを具体的に入れることによってゲストにもわかりやすく共感を呼ぶことが出来るでしょう。
両親との想い出は、小さいころ一緒に旅行に行ったこと、共に料理を作ったこと、いつも大きな心で見守ってくれていることなどを話すことが出来ます。
両親の尊敬できるところを話に入れてもいいでしょう。
片親の場合だと育てる苦労について見てきたことを手紙で書き、苦労を書けたことを謝ることや感謝することが出来ます。
結びの文
結びには、結婚してこれからの抱負や配偶者となる新郎や新婦の両親への思いやりの言葉、自分の両親への気遣いなどを最後の締めの言葉とします。
手紙が読めなくなった時は?
手紙を読んでいると、音楽効果も入るので気持ちが高まって涙が止まらなくなることがあります。
最後まで自分で読めるといいのですが、読めなくなった時のためにあらかじめ司会者に頼んでおくといいでしょう。
最後に両親に手紙を渡すときは自分で渡しましょう。
両親にとって、大切な子供からの手紙はかけがえのないものとなるでしょう。
両親への手紙の書き出し文
両親への手紙を書くことは、あなたにとっても感謝を思い起こし、感謝の気持ちが強まることになります。
書き出し文にはゲストへ手紙を読むことに対しての断り、両親への感謝の気持ちや呼びかけの言葉、結婚する今の心境や喜びなどを書くことがポイントです。
書き出し文を読んだ時から両親は手紙の言葉に感極まり涙がこぼれるでしょう。
結婚式の手紙は、改めて家族のきずなを再発見する機会になります。
結婚式の当日にあわてないように前もって読む練習をしておきましょう。
練習するときに、BGMを流しながら読むと雰囲気が出ますよ。
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