1.5次会

これを読めば分かる!今話題の1.5次会とは?どこよりも詳しく解説!

投稿日:2017年7月8日 更新日:

「結婚披露宴(いわゆる結婚式)」と「二次会」の二つが主流だったウェディングスタイルに「1.5次会」というスタイルが加わったのは、ここ数年のことです。聞いたことはあるけれど、1.5次会ってなに?結婚披露宴となにが違うの?と疑問に思われる方も少なくないでしょう。1.5次会とは、どんなウェディングスタイルを指すのか、一つずつ紐解いてみましょう。

1.5次会ってなに?

「1.5次会」とは、結婚披露宴(いわゆる「結婚式」)と二次会の中間に当たるウェディングスタイルを指します。最大の特徴は、結婚披露宴や二次会のように、決まったスタイルがないこと。招待するゲストの顔ぶれに応じて、フォーマルにもカジュアルにもウェディングスタイルを選択する、いわば、新郎新婦がイメージする理想のパーティを実現することができるのです。

例えば、食事スタイルをみてみましょう。結婚式では、ナイフとフォークがきちんと用意される本格フレンチのフルコースや先付から始まる10品の会席料理など、着席した正式なスタイルのものが多いのに比べ、1.5次会は、着席スタイル以外にも、立食、半立食など、どんなスタイルも可能です。

また、1.5次会の最大の特徴は、祝儀の有無も新郎新婦が選べるということ。一般に、結婚披露宴は「祝儀制」、二次会は「会費制」をイメージされる方が多いでしょう。1.5次会は先述の通り、決まりがないため、祝儀制にすることも、会費制にすることもできるのです。

会費制を選ぶ場合は、ゲストの費用負担を軽減することができるのも大きなポイント。結婚披露宴では、通常友人ならば3万円から用意するもの、と言われる祝儀ですが、「会費制」にすることによって、ゲストの出費が半分~三分の一程に抑えられます。ゲストにとっても、招待する新郎新婦にとっても、肩の荷が下りる仕組みです。結婚披露宴はお金がかかると考えて予定をしていなかった新郎新婦が、「1.5次会」のおかげでお披露目パーティをすることができた、という実例は少なくありません。

「1.5次会」の特徴 まとめ

・決まった形がなく自由なスタイルのウェディング

・祝儀制、会費制を選ぶことができる

 会費制の場合は、ゲストの負担軽減になる。

・食事スタイルも自由

着席・立食・コース・ビュッフェ等

・雰囲気、演出も自由

選ぶのはこんなカップル!

1.5次会は、どんな人に向いているのでしょう。1.5次会を選ぶことが多い新郎新婦の具体的な例を見てみましょう。

まず、代表的なのは、海外挙式や国内リゾート挙式を選ぶ新郎新婦です。親族や親しい方を招いて少人数での結婚式、食事会を行い、その後、友人や同僚などを集めて、改めてお披露目パーティを行う方に1.5次会は最適です。海外挙式や国内リゾート挙式に加えて、さらに、結婚披露宴を行うのは、予算オーバー・・・という新郎新婦にとって、費用が抑えられる「1.5次会」は魅力です。

また、神前式や仏前式、カトリック系キリスト教式など、宗教の兼ね合いや身内のみで挙式を行うことに重きを置いている新郎新婦もまた、この形を取ることがあります。挙式とは別に、改めて、友人や同僚へのお披露目パーティを行う場合、挙式を行わなければ、宗教色が出ることもなく、たくさんの人たちを招待できます。

その他、近年では、”費用軽減”や”自由にアレンジが可能”という1.5次会が持つ特徴から、”格式張った従来通りの結婚式はしたくない”、という思いをもつ新郎新婦からの支持も集めています。

また、入籍とおめでたが重なったカップルにも1.5次会は、人気があります。これから新婚生活と子育てを同時に始める新郎新婦にとって、結婚披露宴と二次会を一度に行うことができる1.5次会は、費用の面でも、かなりメリットがあると言えます。また体調面から見ても、(自らがこだわりすぎない限り)1.5次会の準備は、結婚披露宴ほど時間がかからないことも、身重の体には、大きなメリットです。同様の理由から、新郎新婦共に仕事が忙しく、準備にあまり時間はとれないが、ウェディングパーティは行いたい、という方たちにもお勧めです。

最近、増えてきたもう一つのスタイルは、互いの出身地が遠いカップルが、1.5次会を計2回開催するというもの。それぞれの土地(各出身地)で開催するため、地元に住むゲストの方々を遠方に呼び寄せる必要がなく、時間的にも費用的にも、ゲストに負担をかけません。1.5次会開催にあたり、新郎新婦は毎度移動しなければならない、という点はありますが、それでも、1回ごとの開催費用負担が少なく、ゲストの満足度も高いこのスタイルは、カップルにとって大きなメリットです。

1.5次会に向いているカップル まとめ

・海外挙式、リゾート挙式後のお披露目パーティをしたい

・親族のみの挙式後、友人とお披露目パーティをしたい

・従来の形にとらわれない自由なスタイルで結婚式をしたい

・入籍とおめでたが重なった

・準備期間はあまり取れないが、結婚パーティは行いたい

・それぞれの出身地で結婚パーティを行いたい

知りたい、開催時間のこと

ここからは、実際のパーティ内容について見ていきましょう。

1.5次会のパーティ実施時間は、2時間~2.5時間が多いです。一般的な結婚披露宴や二次会の実施時間とほぼ同じだと考えてください。貸切ができるレストランなどは、半日~1日貸切ができるところもあるので、時間が足りないという方は、融通がきく会場を探してみるのもいいかもしれません。ただし、パーティ後または翌日に予定がある方や、交通機関の都合がある方もいるかもしれません。お開きの時間は、そのあたりも踏まえて検討するようにしましょう。

続いて、1.5次会に向いている曜日や時間帯を考えてみます。実は、これにも決まりはありません。一般的な結婚披露宴や二次会と同じと考えて問題ないでしょう。招待するゲストの都合や条件も考えて、出席しやすい曜日や時間帯で設定することもまた、おもてなしの一つです。一般的によく選ばれる曜日や時間帯を以下に挙げてみました。日程選びの参考にしてみてください。

【昼間の開催】

一般に、友人や同僚など、気のおけない方達を招待することが多いと言われる1.5次会ですが、親や親族、会社の上司を招待する場合もあります。そんな時は、夜よりもスケジュールが調整しやすく、移動がしやすい、昼間の開催が喜ばれるでしょう。お昼ご飯のタイミングに合わせて行うことが多いです。

【夕方・夜の開催】

親族のみの挙式、食事会の後、同日に友人や同僚へのお披露目パーティをする場合は、夕方から夜にかけての開催が多いです。挙式、食事会、1.5次会と同日に行うため、往々にして、時間をタイトに設定しがちです。しかし当日は、新郎新婦もゲストも、想像以上に疲れます。移動時間や衣装、ヘアメイクチェンジの時間のほか、休憩時間を考慮して時間を設定しましょう。夜ご飯のタイミングに合わせて行うことが多いです。

【土曜日の夜or日曜日の昼間】

一番人気がある時間帯です。一般的に、週末がお休みの方が多いため、仕事とプライベートの切り替えがしづらい土曜日の昼間や日曜の夜よりも、土曜日の夜や日曜日の昼間に開催される会は喜ばれるでしょう。また、遠方からのゲストにとって、移動時間に余裕があるかどうかは大事なポイントです。

連休の場合は、ゲストが休みを取りやすいと考えがちですが、だからこそ、ゲスト各自で既にプライベートな予定が入っている可能性があります。ゴールデンウィークを始めとした大型連休や年末年始、お盆時期は、避けるのが無難でしょう。

総額いくらかかる?

ウェディングパーティを考えるときに、”新郎新婦が気になること”のトップ3に必ず入ってくるのがお金の話です。1.5次会は、結婚披露宴よりも手軽にできる、二次会よりもお金がかかる、という認識が一般的ですね。では早速、気になる相場金額を具体的にみてみましょう。

「結婚披露宴」と言えば、平均300万~500万円くらいの金額を準備しなければいけないとイメージする方も多いでしょう。

ちなみに、株式会社リクルートの「ゼクシィ首都圏 結婚トレンド調査2016」によると、2016年の挙式・披露宴のパーティ平均総額は、385.5万円でした。平均招待人数は、69人なので、一人当たりにかかる費用として換算してみると、約5.6万円です。

二次会の総額についての調査はなされていないようですが、「ゼクシィ首都圏 結婚トレンド調査2016」の”ゲストの平均会費”を見てみたところ、男性が7,500円、女性が6,400円と言う結果でした。これはあくまでも、「会費」の平均額なので、飲食代の価格や、衣装、司会、写真やビデオ、装花などのアイテム価格をこれに追加していき、さらに一人当たりに換算してみる必要があります。内容によって、幅が出るとは言え、それでも一人当たりにかかる費用平均が1万円を超えることはまずないでしょう。

1.5次会の場合は金額相場も、結婚披露宴と二次会の中間と言われています。フォーマル寄りにするのか、カジュアル寄りにするのか、また、どの程度の料理や引き出物、演出を準備するかによっても、金額は大きく変わってきます。また、会費制の場合は、新郎新婦がどの程度、負担をするかによっても、ゲストの負担が変わってはきます。ただそれでも、1.5次会は結婚披露宴よりもずっと少ない金額で実現することができそうだ、というイメージは湧きますね。

ちなみに、2016年の結婚披露宴の総額や二次会の会費の実績は、エリアによっても相場が変わってきますので、参考に、「ゼクシィ 全国結婚トレンド調査2016」のエリア別の結果を添付します。ぜひ参考にしてみてください。

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