ドレス・演出・アイテム

聞く人を間違えるな!失敗しない結婚指輪の選び方(後半)

投稿日:2017年7月20日 更新日:

(前回の続き)

かくして私たち夫婦は、実際にお店を回ってみることにしました。後半は実際にお店を回って見て感じたメーカー選びのポイントについてお伝えします。

ポイントその1:店頭のお姉さんのレベルで判断せよ

何を当たり前のことを、と思われるかもしれません。しかし結婚指輪をどこで買うのかを考えていた時は、私は頭から抜けていた点でした。実際にお店に行ってみてからその差を実感したので、これからお店にいく人にはぜひ、その店舗の人がどういう人か、という視点でも判断してほしいなと思います。

結婚指輪もものづくりです。そこに作り手の思いと、受け取りての思い、そして売り手の思い、の3つがあります。この3つがうまくパチンとハマった時にいいものが買えるのだと私は思っています。

本当に素晴らしいものづくりをしている会社というのは、作り手(技術者)の思いと売り手(販売員)の思いが一致している会社であり、それは接客態度を通じて感じることができます。

どれだけ丁寧な接客態度か?顧客のニーズを汲み取り、期待以上の提案を迅速にできるか?またそのための知識は豊富か?などなど、接客の態度が心地よいかどうかも、納得の行く買い物をする上では重要なポイントになります。

ポイントその2:「安さが売り」を信用してはいけない

3つ回ったお店のうち、どのお店でも「うちはメーカーなので、他店よりもいいものが安く提供できます」というセールストークをいただきました。しかし、その実態は会社によって違ったのです。

化粧品が好きな女性なら知っているかと思いますが、化粧品メーカーといっても必ずしもその会社が化粧品を作っているわけではなくて、実際は工場を持っている会社(一般的にはOEMと呼ばれる)に委託して製造しているケースがよくあります。

ですから実際には同じ工場で作っていても、そこにどのブランドがラベリングされるかで商品が変わってくるわけです。そこに流通コストや人件費などが重ねられ、最終的な定価となって販売されています。

結婚指輪メーカーも同じ仕組みになっていて、実際に販売する会社と、製造している会社が同じ場合を違う場合があります。どちらの場合でも「うちはメーカーです」と言えてしまうんです。

しかし、関わっている会社の数が1社なのか2社なのかで、製造コスト・流通コストは全く異なります。たとえ同じクオリティーのものを作っても、各社のいう「安さ」の意味が全然違うのです。

ですからメーカーを選ぶ際には、その会社が製造から販売まで一貫している会社かどうかを調べておくと、よりよい買い物ができるはずです。

ポイントその3:最強の営業マンである○○さんに聞け!

と、偉そうに結婚指輪業界を語りましたが、ウェディング業界のウの字も知らない私が、なぜそこまで業界の裏側に精通しているのかと言えば、「直接職人さんに聞いたから」に他なりません。

実は私たち夫婦は、3店舗目の会社でたまたまその日そのお店にいた指輪職人さん(以降、Nさん)に会うことができたのです。

Nさんは恰幅の良い、いかにも作業服が似合いそうな中年のおじさんだったのですが、結婚指輪を作り続けてその道30年の大ベテランさんでした。

Nさんは、買った後の指輪との付き合い方や、ちょうどいいサイズの選び方、指輪の正しい外し方・ハメ方、どういうデザインだと衣服に引っ掛けにくいかなど、他のお店では教えてくれなかったような実用的なノウハウをたくさん教えてくれました。

そのNさんに指輪選びのポイントを根掘り葉掘り聞かせていただいたことが、最終的にそのお店で指輪を購入することを即決できた理由だったのです。Nさんの優しいお人柄と豊富な経験に裏付けされた知識が、私たち夫婦にとっては一番の信用になり、その結果購入を即決できた、というわけだったんですね。

まとめ:失敗しない結婚指輪の選び方

以上が私たち夫婦の経験したことです。もし、あなたが結婚指輪の購入をどこでしようか迷われているなら、事前に確認したいことは以下の二つです。

まとめその1:製造から販売まで一貫して行っている会社かどうかを調べよう
まとめその2:職人さんに会って話をきく機会が取れるかお店に確認してみよう

この2ポイント抑えられたら、ものづくりをしているその会社の哲学が、販売員にまできちんと伝わっている会社だと思って良いのではないかと思います。

私たちの経験があなたのお役に立てれば嬉しいです。二人にとってピッタリの指輪が見つかりますように!

-ドレス・演出・アイテム
-

Copyright© マリアル | ウェディングメディア , 2024 AllRights Reserved.