結婚式を行う際、基本的に招待状は「ゲスト」に送るものです。
では、家族に対しては招待状を出すのでしょうか?
今回は、意外と見落としがちなポイントである「招待状の出し方」について、ご紹介します。
招待状は「ゲスト」に送るもの
先ほども触れた通り、招待状は基本的に「ゲスト」に送るものとなります。
新郎新婦の両親や兄弟姉妹は、結婚式では主催者側である、つまり「招く側」であるという考えであることを、知っておきましょう。
ただ、招待状には会場や日時・時間など、結婚式に関わる情報が記載されています。
そういった内容は、両親にも知らせておくべきことです。
堅苦しく考えすぎず、両親や兄弟姉妹にも招待状を送付するというのが、近年の風潮と言えるでしょう。
「一招待状につき一御祝儀」という考えも
独身の兄弟姉妹がまだ実家に住んでいる場合は、「○○ △△(父の名前)様、□□(母の名前)様、◇◇(兄弟姉妹の名前)様」という宛名で送るケースが多いようです。
なお、招待状は、一通につき一件の御祝儀という考え方があります。
一御祝儀につき一引出物となりますから、そのあたりも含めてあらかじめ両親に確認しておくのもいいでしょう。
兄弟姉妹が独立し世帯を持っている場合は、個別でそちらに送ります。
招待状を個別で出すか、世帯で出すかの違いは、兄弟姉妹が未婚か既婚かで変わってくるのです。
招待状を送る際の注意すべきポイント
最後に、家族に招待状を送付する際に注意すべき点はあるのでしょうか。
来賓の方の奥様と面識がない場合、宛名に「令夫人」という敬称を使用します。
しかし、兄弟の奥様と面識がない場合には、「令夫人」は使用しません。
また、兄弟などの身内はもちろんですが、友人に対しても「令夫人」という表現は使いませんので、間違えないよう注意しましょう。
近年、新郎新婦が主催となり、親族に対してはお知らせという意味も込めて招待状を送付するというのが一般的な流れとなっています。
未婚の兄弟姉妹に関しては両親にも相談の上、招待状を準備すべきか検討するのがおすすめです。
兄弟が既婚で奥様と面識がない場合でも、宛名は名前でお送りするのが一番丁寧であるということを理解の上、確認して送るようにしましょう。