結婚式の司会をする機会がある人もたくさんいると思います。
しかし、結婚式というのは順調にいくこともあれば、予期せぬトラブルが発生することも。
そんな時にきちんと対処できるように、よくある結婚式トラブルとその対処法をお伝えしていきます!
いざ、という時の参考にしてみてくださいね。
1位 新郎が泥酔!そんな時は合いの手でサポート!

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意外に多いのが、新郎側がお酒を飲みすぎて泥酔してしまう、というトラブルです。
結婚式というのは、新婦だけではなくて、新郎も当然かなり緊張してしまいます。
そのため、ついついお酒の力を借りて気持ちを持たせようとする人も。
しかし、結婚式ではたくさんのお酒が用意されているので、ついつい飲みすぎてしまった、なんてことがよくあるのです。
新郎が最後に挨拶をすることがほとんどなので、泥酔状態では全く話になりません。
泥酔でろれつが回らなかったり、意味不明なことを言いまくるような事態になった時、どうしたらいいでしょう?
そんな時に大事なのは、司会者がちょっと合いの手のように新郎が言いたかったことを代弁してあげることです。
意味不明なことを言い出した際には、ジョークを交えてスピーチに割り込んでしまう、というのも笑いのタネになって会場はなごみます。
1番やってはいけないことは、泥酔していることがわかっているので、全く助け舟を出さずに見守っていること。
新郎だけではなく、新婦の思い出にもなる結婚式なので、失態がゲストの記憶に残らないようにすることが大切です。
そのため、早々にスピーチを切り上げさせることも司会者の務めです。
長くなればなるだけゲストの印象が悪くなってしまうので、臨機応変にサポートしてあげてください。
2位 友人代表などのスピーチが聞いていたよりも長い

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結婚式は、とっても幸せな時間なので、新郎新婦だけではなくてゲスト側もとても楽しみにしている人が多いです。
そんな中で、よく見かけるトラブルとしては、友人や上司にスピーチをお願いしていたがその際のスピーチがかなり長いものだった、というトラブルです。
スピーチを頼まれるというのは、それだけ新郎新婦から信頼を得ている人なので、気持ちの入れようもかなり強いものでしょうし、何より緊張します。
大勢のゲストの前で、新郎新婦についてスピーチをしなくてはいけない上に、お祝いの言葉や自分なりの思いも伝えなくてはいけません。
なので、どうしても当日にお酒の力や思いの入れ込みが激しくなってしまって、スピーチが予定していた時間をオーバーしてしまう、ということはよくあることです。
しかし、結婚式というのはきちんとタイムスケジュールが決められているものなので、スピーチに費やす時間も決められています。
このような場合、司会者はどうするべきなのでしょうか?
基本的に、強制的に終了させるようなことは避けてください。
心象が悪くなる挙句、他のゲストからの印象も悪くなります。
結果的に気まずい雰囲気の中で式が進むのは、新郎新婦も望んでいません。
本来は、事前準備としてスピーチを依頼する時に「これくらいの時間がとられるのでその範囲でお願いします」と伝えているものですが、当日になって気持ちが盛り上がる人はたくさんいます。
なので、そのような場合は「そろそろ皆さん喉が渇いたようです」などジョークを入り交えて終了の合図を送りましょう。
本人もついついしゃべりすぎたことに気がつくはずです。
雰囲気を壊さない、ということには最大限配慮してくださいね。
3位 新婦がドレスにつまずいて転倒

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着なれないウェディングドレスに、高いヒールの靴を履いてる新婦は、どうしても足元が不安定になりがちです。
多くの場合、新婦の裾持ちの人がいて、きちんと転ばないように配慮していますが、時々あまりにも気を使ってしまって、少ししか持たない人がいます。
そのような時に通常太めのヒールを履いているはずの新婦が、ちょっとおしゃれにピンヒールを履いていると大変です。
勢い余って転ぶことがあり、会場は騒然としてしまいますし、新婦も恥ずかしい思いをしてしまいます。
こういった時、咄嗟の行動はどうするべきなのでしょう?
大事なことは慌てないことです。
基本的に、司会者が動いてどうこうするわけではなく、的確な指示出しと会場を静め、なだめるフォローをしましょう。
まず、新婦の安全を確認してから、手助けを要請し、対応していることを見届けた状態で、きちんとゲスト達をフォローしてください。
新婦さんへの心遣いを忘れないようにすることによって、その場の雰囲気が壊れることはありません。
司会者は、どうしても新郎新婦からすこし離れた場所にいるので、手助けができません。
そのかわり、しっかりと会場を見渡して指示出しやフォローをする必要があるのです。
4位 スライドショートラブル!
結婚式の醍醐味と言えば、夫婦の出会いや幼少からの写真をまとめたスライドショーです。
多くの場合が、新郎新婦が持ち込んだパソコンからのスライドショーですが、よくあることは「動かない」ということです。
司会者側からすると、かなり焦るトラブルですよね。
対処法としては、まずゲスト達に接続などを確認すると伝えて、歓談を促しましょう。
食事や歓談をしている時は、それぞれの時間を楽しむことができるので間を空けることができます。
その後、再度スクリーンで映像が流れ始めたら、お待たせしたことやこれからきちんとスタートすることをお伝えしてください。
このまま、スムーズにスライドショーが続けばいいのですが、問題はできなかった時です。
一般的に直るものではありますが、まれに直らないという場合もあります。
そんな時は、より焦ってしまいます。
ですが、司会者は冷静に堂々としていなくてはいけません。
動き回ることもできないので、ゲストに対して配慮の言葉と一緒に見守ることが大事な仕事になります。
もしくは、空いている時間を利用して新郎新婦の紹介を改めてするというのも1つの手なので、この点は事前にトラブルを想定してパターンを考えておくといいですよ。
5位 新郎新婦の到着が遅れる

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そんなわけないでしょ!と思うかもしれませんが、新郎新婦の到着が遅れるということもよくあることです。
前日緊張しすぎてしまった、道を間違えてしまったなど、当然起こり得ることで案外トラブルケースで多いです。
挙式が始まったのに、主役が不在の際、どうしたらいいのでしょうか?
大事なことは、落ち着いて対応する必要があり、ゲストを不安にさせない、ということです。
なので、事前に打ち合わせを何度もしていることが多いため、その際にきちんと起こりそうなトラブルの対処を考えておくといいかもしれません。
もしも、考えていない際に起きてしまったら、ゲスト達に新郎新婦の紹介をしたり、今日の予定などをゆっくり話しながら、最初にドリンクサービスを促す、というのも一つの方法です。
焦らず、慌てないことがとても大事なので、その点は常に意識していてください。
遅れて到着した新郎新婦が現れたら、何事もなかったように結婚式をスタートさせて、最初の想定よりもしっかりと盛り上げていきましょう!
新郎新婦も遅れてしまったことに対して、非常に動揺しているので配慮してあげることも必要です。
司会者、というのはただ単に予定通り進行していたらいい、というものではありません。
トラブルなゲスト・新郎新婦への配慮がとても必要になることなので、きちんと自分の中でイメージを浮かべておくと、やりやすいですよ!