今日は、七夕婚をされた新郎様新婦様のエピソードをご紹介します。実際の結婚式は、6月だったのですが、入籍をされるのが、付き合った記念日でもある七夕の予定だったので、一足早い「七夕演出」で当日も盛り上がりました。
テーマは、七夕
会場見学にお越しになった時から、おふたりの結婚式のテーマは既に決定されていました。「テーマは七夕!」けれども、“THE日本”にはしたくない、とのことから、笹は使わず、フラワーコーディネーターに流木を組み込んで大きなオブジェを作ってもらいました。
受付のすぐ横に設置し、ゲストには麻ひもに吊るした星型のカードに願い事とお名前を書いて、吊るしてもらいました。会場の入り口には、特注のおふたりの等身大パネル。ドアの右側に新婦様、左側に新郎様が立つ形でゲストをお迎えしました。
アイテムはすべて「星」で統一
挙式・披露宴でのアイテムは、すべて「星」の形。ロビーのクッションも星型のものに取り替える、という新婦様のこだわりぶりです。受付のペンを入れる入れ物も、トイレの油取り紙や綿棒を入れるトレーに至るまで、星の形をしていたり、星のデザインが入っているものだったり。
そして、ゲストの方々が驚かれていたのが、席札です。
実は、おふたりの招待状の返信ハガキには、「誕生日」を書く欄があり、一人一人の誕生日を確認して、星座を割り出し、ゲスト本人の星座をあしらったデザインで席札を作成されました。一人ずつをオリジナルにするのって、実はとっても時間がかかります。そんなおふたりの地道な心遣いに、ゲストの皆様も感動されていました。
テーブルラウンドはオリジナルのキャンドルリレー
披露宴中盤のお色直し後、通常、新郎新婦が入場して、テーブルラウンドを行います。しかし、おふたりの場合は、違いました。なんと、お色直し入場の直前に、真っ暗な会場に両家のお父様がキャンドルを持って入場されたのです。七夕の伝説になぞらえた演出の始まりです。
「七夕伝説」によると、織姫と彦星は、お父様の紹介で出会い、愛を育むようになります。そこで、おふたりが入場する前に、両家のお父様が新郎側ゲスト、新婦側ゲストそれぞれのテーブルを回り、キャンドルを灯していきます。テーブルの代表者はお父様から火を受け取り、テーブルのメンバーへ火をリレーしていきます。
真っ暗だった会場が、両サイドから少しずつ火が灯っていき、お父様がすべてのテーブルを回り終えた時、会場全体がまるで天の川がかかったように、キャンドルの明るい炎に照らされました。
その時、会場の端の扉が空いて、新郎様が登場。
新郎様がまっすぐ向かわれるのは、反対側の端の扉の前です。まるで天の川を渡るかのように、新郎様がキャンドルに照らされた会場を横断していきます。そして、扉が開いた時、そこに立っていたのは、もちろん新婦様です。
願いを込めて……
キャンドルの天の川の中、新郎様と新婦様はしっかりと手をつないで、ゆっくりと歩かれました。そしてメインテーブルについた時、司会者が言いました。
「皆様が受付で書かれた願い事が叶いますように。そして、毎年の七夕は、どうか、このおふたりの幸せをどうか願ってくださいね。」
そして全員で、願いを込めてキャンドルを吹き消しました。自然と拍手に包まれ、会場はとても和やかな雰囲気になりました。
「キャンドルリレー」とは、おふたりがゲストに灯す、という形が一般的ですが、そうではない方法をとることで生まれる雰囲気や演出できる空気があります。決まりはありませんから、柔軟にどんな雰囲気を演出したいか、を考えてみてくださいね。
ちなみに、この後、新婦様からお誕生日が近い新郎様へサプライズプレゼントがありました。それは、「月の土地権利書」。(申し込みをすれば、誰でも購入できるそうです。)ゲストからは、「星じゃないの〜?」というヤジが飛んでいました。笑
そして、お見送りの際、気づく方だけがくすっと微笑むおまけの演出も。
来場時、入り口の扉の両端に置いてあった新郎新婦様の等身大パネルが、ぴったりくっついて、出口中央に移動されていました。
結婚式の今日、しっかりと将来を誓い合った織姫様と彦星様を最後までしっかり演出しました。