「授かり婚」の場合、両親への挨拶は慎重にしなくてはいけません。
今回は、授かり婚の際、注意すべき挨拶のポイントなどについてまとめてみます。
目次
両親には妊娠が分かったらすぐに報告を
両親に対しては、授かり婚が判明したら出来るだけ早く伝えるようにしましょう。
まずは、女性側の両親に挨拶に行き、結婚の許しを得ます。
そして次に、男性側の両親に挨拶に行きます。
ここで注意をしておきたいのが、それぞれの両親に挨拶に行く前に、あらかじめきちんと自分の親にはそれぞれが事情を説明し、理解を得ておくことです。
授かり婚ということは、女性側にはお腹に赤ちゃんがいる状態になります。
それだけでも、かなり負担がある状態である上に、挨拶に行った先で揉めるようなことがあっては、母体に悪い影響を及ぼしかねません。
きちんと理解を得た上で、それぞれの両親に挨拶に行くように準備を進めましょう。
挨拶の時期は新婦の体調が落ち着いてから
挨拶は、出来れば早いに越したことはありませんが、一番大切なのは新婦の体調です。
出産より前に結婚式を挙げたい場合は、いろいろと時間的に厳しい面もありますが、まずは身体をいたわることを優先しましょう。
体調が少し落ち着いてきてから、それぞれの両親に挨拶に行きます。
清潔感を大切にした服装がポイント
両親に挨拶に行くときは、どのような服装をすればいいのでしょうか。
まず、ここで心がけたいのは「清潔感」です。
どんなに素敵な人物でも、どんなに肩書の素晴らしい人であっても、我が娘や息子が結婚相手として連れてきた人が金髪にダメージジーンズ、シャツも胸元が大きく開いているような人だったら、どう思うでしょうか。
仕事柄、少し派手な服装を普段はしている人であったとしても、結婚相手の親に挨拶に行く際に、その服装がふさわしいか否かは少し考えてみれば分かるもの。
場をわきまえて、服装を選ぶことが大切です。それが、相手の両親への誠意にもなります。
男性の服装はスーツが基本
男性は、スーツスタイルが基本となります。
初対面の印象は、服装がとても大きなウエイトを占めています。
まずは、清潔感のある身だしなみでよい印象を持ってもらうことが、第一歩です。
「信頼できそうな人」と感じてもらえるように、心がけましょう。
ネクタイもきちんと締めて、髪も短く整えておくことが大切です。
お洒落にこだわりがある人にとっては物足りない服装かもしれませんが、ここは奇をてらう必要はありません。
無難であることが、一番です。
また、皺だらけのスーツや、襟が汚れているものも印象が悪くなりますから、きちんとお手入れしたものを着用するようにしましょう。
女性の服装は柔らかいイメージのワンピーススタイル
女性の場合スーツは確かにかっちりとしていますが、結婚のご挨拶に行くには「母親」となる人物としてどうかを考えたとき、少し適さないかもしれません。
ワンピースやブラウスにスカートなど、少し柔らかい印象を与えられる服装を選ぶといいでしょう。
スカート丈もあまり短いものは適しません。
膝が隠れるくらいのものを選び、マナーとしてストッキングを着用しましょう。
きちんとアイロンをかけたものを着用し、カーディガンなどを羽織る際には毛玉が出来ていないか、よれていないかも確認します。
派手なネイルは避け、お化粧もナチュラルなメイクにとどめます。
髪の毛も、極端に茶色いとあまりよい印象を与えられないので注意が必要です。
挨拶の手土産は3000円程度のものを
手土産は必ず用意しましょう。
この手土産は、ご挨拶のお時間を頂戴することに対する「お礼の品」となります。
マナーの一環として考えましょう。
好みの問題もありますから、手土産を選ぶ際にはそれぞれにアドバイスを求め、相手のご両親に喜んでいただけるものを選ぶようにしましょう。
どんなに一生懸命選んでも、甘いものが好きではないのに和菓子の詰め合わせを選ぶことや、飲めないのにお酒を持参したのでは、喜ばれません。
まずは女性側に挨拶を
挨拶をするにあたり、まずは女性側から行くようにします。
通常の結婚の場合でもそうですがすでにお腹に赤ちゃんがいることを考えると、一波乱起きてもおかしくないことを念頭に置いておくべきです。
女性側に挨拶に行き、承諾を取るのがスタートとなります。
その上で、男性側の両親のところへ行きましょう。
ご両親への挨拶のポイント
「結婚すること」は決まっていたと報告を
できちゃった結婚で一番注意が必要なのは「子どもが出来たので、結婚します」という報告は避けるべきということ。
「妊娠しなければ結婚はしなかったのか?」と、聞きたくなる説明は、いけません。
大切な娘を嫁に出す親としては不安に感じても仕方がないというもの。
そういった不安を感じさせないように、もともと結婚をすることを決めていてふたりで相談していたところに赤ちゃんを授かったと話を進めましょう。
実際には多少話が違っていたとしても、ここは出来るだけ穏便に進められるようにするべきポイントです。
通常の挨拶以上に丁寧に、真摯に
通常の場合でも結婚の挨拶は慎重に、丁寧に行うべきものです。
ですができちゃった結婚の場合は、それ以上に真摯な姿勢が大切です。
女性側の両親に対しては、順番が前後してしまったことを申し訳なく思っているというスタンスで挑むことを忘れてはいけません。
反対されても諦めない
万が一、反対されたとしても簡単に諦めてはいけません。
生まれてくる赤ちゃんは、日々お腹の中で成長しています。
反対されたからと簡単に諦めていい話ではないのです。
命を授かった以上、責任が伴います。
大変なこともたくさんあるでしょう。
その第一歩がご両親を説得することだと考えて、何度でも足を運び、理解を得られるよう努力を続けてください。
赤ちゃんがふたりを結び付けてくれる「授かり婚」。
授かった命をふたりで一生懸命育てていくことを両親に伝え続けることが、誠意ではないでしょうか。
最初はもし風当たりがきつくても、自分の子どもに不幸になって欲しい親はいません。
最終的には、本人たち――つまり、自分の子どもたちの幸せを、一番に考えた対応をしてくれるはず。
ですから、その時までふたりで力を合わせて、準備を整えていきましょう。
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