同じ日本でも、地域によって結納のスタイルが異なる場合があります。例えば、その土地の名産を引き出物として贈ったり、結納に準備すべき物のルールなど様々です。そんな中、神奈川県民は他県に比べて形式的な結納をする人が少ないと言われています。その理由はなぜでしょうか。産まれも育ちも神奈川県民の筆者がその理由についてまとめてみました。
目次
付き合っている時から相手家族と面識があるケースが多い
他県に比べて形式的な結納を行う人が少ない理由。それは、付き合っている時から交際相手の家族と顔合わせをしているケースが多いことが挙げられます。結婚前から交際相手を実家に招き、両親や家族を紹介するという人も少なくありません。中には、結婚前から相手の家族と仲が良いという人もいます。
もしかすると結婚ではなく、お付き合いから入ることで交際相手の家族もフランクに会話できるのかもしれません。そして両親や家族も交際相手のことをよく知った上で結婚に至ることが多いため、形式的な結納はせずに顔合わせの食事会で済ませるカップルが多いのでしょう。
実家に帰りやすいことが顔合わせの機会「増」に繋がっている
そもそも結婚前から相手の家族と面識がある人が多い理由。それは、都心から1~2時間で実家に帰れるからではないでしょうか。地元ではなく東京近郊で暮らしている場合でも、神奈川県内であれば比較的すぐに帰ることが可能です。
また神奈川県には横浜や江の島、箱根など観光スポットが多いため、デートを楽しんだ後に交際相手の両親と夕食を楽しむこともできます。アクセスの面からも、交際相手の両親と顔を合わせる機会が増えるきっかけに繋がっているのかもしれません。
実は神奈川県にも結納ルールがある!ただし行う人が少ない
神奈川県に結納のしきたりが無い訳ではありません。一般的には東京と同じで、結納品を7品もしくは9品用意するなどのルールはあります。そして結納を行ってから結婚に至る人もいます。しかし、形式的な結納を行う人が少ないことは否めません。
もちろん、結婚式に対する考え方が時代と共に変化したことも挙げられます。しかし、先述にも記載しました通り、結婚前から面識があるケースが多いことが大きな理由なのではないでしょうか。
家族交流は「付き合っている時」から始まっているのが神奈川県民
結婚前から交際相手の家族と面識があるケースが多い神奈川県民。付き合っている時から交際相手の家族と面識を持っておくことで、より結婚を意識しやすくなるメリットもあります。他県民だという人もぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。