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そもそも結婚式って、どんなことするの?~結婚式の全体像・超基本編~

投稿日:2017年1月6日 更新日:

『結婚式』と聞いて、どんなことをイメージしますか? チャペルで誓いの言葉を交わし合い、フラワーシャワーをして、そのままパーティー会場へ……というような流れを多くの方がイメージするかと思いますが、1日の流れとその意味についてしっかり把握している、という人は意外と少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、結婚式の全体像について超・基礎的なことから解説していきたいと思います。いわゆる結婚式は、大きく分けて「挙式」「披露宴」「アフターパーティー」の3つのパートから構成されています。

夫婦としての誓いを交わす「挙式」

『挙式』は、夫婦となるための誓いを交わすパートで、結婚式の中では最も重要で神聖な場。挙式を経て、晴れてふたりは夫婦として認められるのです。挙式には様々なスタイルがありますが、日本でも人気の、教会で行う『キリスト教式』の挙式の流れはざっくりと次の通り。

新婦が父親と腕を組み、バージンロードを歩いて入場、夫婦揃って司式者(神父様または牧師様)へ誓いの言葉を述べ、結婚指輪をお互いの薬指にはめた後、誓いのキスを交わします。その後夫婦一緒にバージンロードを歩いて退場しますが、その際にフラワーシャワーやライスシャワーなどの演出が行われ、夫婦となったふたりにゲストからの祝福が贈られます。

結婚式の挙式には大きく分けて3つのスタイルがある!

キリスト教式

チャペルや教会で行うスタイルで、挙式の大定番といえばこれ! 純白のウェディングドレスを着て教会のバージンロードを歩くことは、多くの花嫁にとって憧れの儀式の一つ。ステンドグラスが美しい教会や厳かな雰囲気の大聖堂での挙式は、雰囲気も抜群でドラマや映画の主人公になったかのようなロマンチックな気分に浸れます。

神前式

日本の昔ながらの伝統にのっとって執り行われる挙式スタイルで、伝統を重んじるカップルに人気。挙式は三三九度や玉串奉奠(ほうてん)などの伝統儀式で進んでいき、和楽器で奏でられる美しい雅楽が、式をより一層おごそかなものへと演出します。花嫁は白無垢姿で式に出席。純白に包まれたやまとなでしこ気分を味わうことができます。式はホテルや式場に併設された神殿で行うほか、神社で行う本格的なセレモニーも人気です。

人前式

近年人気急上昇のスタイルが人前式。形式やルールに一切とらわれず、ふたりの好きな方法で夫婦の誓いをたてることができる挙式です。挙式に参列したゲスト全員が結婚の証人となるので、挙式中の一体感も高まります。衣装はもちろん、挙式のプログラムや行う場所など、すべてふたりが自由に決めてOK! オリジナル度が極めて高く、夫婦で一緒に創り上げたという達成感も得られることができます。

晴れて夫婦となったふたりをお披露目する「披露宴」

挙式で晴れて夫婦となった後は、今までお世話になった方々に対して夫婦としてのふたりをお披露目する『披露宴』が執り行われます。挙式が神聖な場なら、披露宴は飲んで食べて、楽しい会話を繰り広げる華やかな場。

約2時間半~3時間のあいだに、ふたりをよく知る友人からの挨拶があったり、ふたりが結婚に至るまでの馴れ初めを紹介したり、今まで育ててくれた親への感謝を伝える手紙を読み上げたりします。ふたりの夫婦としての新たな門出を、親族、友人、会社の同僚など、集ったゲスト全員で盛大に祝うひと時となります。

また花嫁にとっては、人生で何度と着ることのないドレスや和装といったきらびやかな花嫁衣装を思う存分楽しめるとき。お気に入りの衣装を身にまとって、お姫様やヒロイン気分を全身で味わうことができます。

披露宴中は様々な演出がある!

披露宴で行われる演出には、定番のものから流行りのものまで、実に様々な種類があります。ふたりがどんな披露宴にしたいのかテーマを決めることで、取り入れる演出も自然と絞られてくることが多いようです。そんななかでも年代を問わず人気の演出を紹介します。

ファーストバイト

ケーキカットを行った後に新郎新婦が互いにケーキを食べさせ合う演出。「結婚後、ふたりが食べるものに困らないように」という意味が込められているといわれています。

キャンドルサービス

新郎新婦がゲストの座る各テーブルを回って光を灯す演出。ゲストにとっては、幸せそうなふたりを間近で見ることができる嬉しい演出。最近では、イルミネーションを点灯したり、パチパチと光る花火キャンドルに点灯するなど、進化したキャンドルサービスが登場しています。

映像・スライド上映

ふたりの馴れ初めやプロフィールを紹介するムービーを流すのは、定番かつ大人気の演出のひとつ。ゲストにとってはふたりをより深く知ることができ、祝福ムードが高まる演出となります。

親への手紙の朗読

披露宴の最後の方に盛り込まれることが多い、親への手紙朗読。親元を離れて生活していく決意と、今まで育ててくれたことへの感謝の気持ちを伝えることが多く、親子にとってはひとつのけじめとなる演出です。親子愛が垣間見れて感動的なシーンとなることが多く、手紙を読み上げる本人はもちろん、思わずウルウルしてしまうゲストも続出です。

アフターパーティー(ニ次会、三次会)

盛大な披露宴を終えた後は、気の合う仲間や家族など、参加者同士が小さい規模のグループに分かれ、ニ次会や三次会といったアフターパーティーが執り行われます。アフターパーティーでは、挙式や披露宴に招待することができなかったり、時間の都合などで参加が難しかったゲストにも参加してもらえるなどのメリットがあり、ふたりの晴れ姿をより多くの友人達にお披露目することができます。

フォーマルだった披露宴からぐっとカジュアルダウンするので、よりリラックスしてゲストとの歓談や触れ合いを楽しめる所も魅力。パーティー会場にも特に決まりはなく、ホテルのラウンジやレストラン、カフェバーやカラオケなど、参加者の顔ぶれに応じて幹事が事前に決定します。

アフターパーティーの定番といえば、「ビンゴゲーム」

アフターパーティーでは、披露宴と同様に様々な演出を取り入れることが可能ですが、多くのカップルが取り入れているのが『ビンゴゲーム』。新郎新婦がゲストへの感謝を込めた景品を用意し、当選を競う流れが定番かつ人気の演出です。

結婚式は、丸1日をかけてふたりもゲストもハッピーになれる日!

今回紹介した通り、結婚式は大きく分けて挙式、披露宴、アフターパーティーの3つのパートを丸1日かけて行う忙しくも最高にハッピーな1日です。今回紹介した流れはあくまでも超・基本的な流れ。それぞれのパートの意味を理解したうえで、ふたりの希望に応じて結婚式の流れをアレンジすることももちろん可能。ふたりとゲストが一番ハッピーになれるプログラムを考えることで、より満足度の高い結婚式を実現することができます。

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