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結婚式の前撮りのこと、知っていますか?
結婚式の写真は、当日撮る写真撮影と、別の日に時間をかけて撮る前撮り(別撮り)があります。「きちんと知っておきたい 本人・両親 結婚のしきたりとマナー新事典」によると、前撮りをしたカップルは全体の46%。半数近くの人が結婚式の写真を別で撮影しているということになります。
結婚式当日の写真撮影のことは気にしていても、前撮りのことはあまり気にしていないという方も、結構いるのではないでしょうか。
そこで、今回は結婚式の前撮りについて詳しく解説します。
結婚式の前撮りのメリットとは?
前撮りは、結婚式当日とは違うイメージで撮影できるのが魅力です。
「きちんと知っておきたい 本人・両親 結婚のしきたりとマナー新事典」で掲載されているアンケートでも、カップルが別撮りをした理由の上位に「当日と違う衣装が着られる」「和装で撮りたかった」という項目があがっています。おそらく結婚式当日の衣装は、ゲストのことを多少考えた衣装になると思います。別撮りではそんなことは気にする必要はありません。自分の好きな衣装を着て、自分が憧れていたシーンの撮影をすればいいのです。「和装もしてみたいけど、当日にするのはちょっと…」と思っている方は、前撮りの日に和装をすることをオススメします。
逆に衣装やヘアメイクなどを当日と同じにすれば、結婚式のリハーサルが兼ねられます。問題点が見つかるだけでなく、当日準備にかける時間を短縮することができます。
一生の思い出の写真を、時間をかけて納得いくまで撮影できるのもいいですね。
前撮り写真は、結婚式当日のアイテムとして利用することも可能です。ウェルカムボード用や写真を映像にしてまとめて、当日の演出に使用する人もいます。年賀状や結婚報告はがきの写真としても利用できるので、撮影しておくと様々な場面で重宝されます。
「写真スタジオ」と「ロケーション撮影」
前撮りの撮影は「写真スタジオで撮影するパターン」と「別の場所でロケーション撮影するパターン」があります。写真スタジオでは、しっかりとした写真を撮って、外に出てからは、ちょっと遊びが入った写真を撮る方もいます。
写真スタジオは天候に左右されないのが一番の魅力です。そして、周囲のことを気にすることもないので、時間に追われる心配もありません。
ロケーションで人気なのが、神社・庭園・公園・海などです。どこかで見たことがあるような、憧れのシチュエーションで写真を撮影していきます。外に出れば開放的な気分になって、結婚式当日では見られない自然な表情の二人が撮影できます。
二人の思い出の場所に行っての撮影も人気です。二人が出会った場所、初デートで行った場所、プロポーズの場所など、他の人からすれば何てことのない場所も、二人からすれば最高のロケーションです。
前撮りで使用する衣装・料金は?
前撮り写真の衣装
前撮りで写真撮影をする場合、基本的には衣装をレンタルすることになります。1着選ぶ人もいれば、ロケーションによって衣装を変えて、2着、3着と選ぶ人もいます。結婚式当日に着ないタイプの衣装を選ぶ人が多いようです。カラードレスや、白無垢の和装が人気です。
前撮りの費用はどれくらいかかる?
依頼する業者にもよりますが、前撮りには様々なプランが用意されています。例えば、結婚式当日に使用するドレスを前撮りでも使用する場合は、レンタル代が無料になるプランや平日は費用が安くなるプラン、などがあります。料金は10万円くらいが目安ですが、着る衣装の数や撮影場所、依頼する業者によっても値段はピンからキリまであります。写真のカット数によっても値段は変わってきます。枚数をたくさん撮っても、結果的にお気に入りの写真はほとんどなかった、ということもあります。お金をかけてたくさん撮ればいい、ということでもないようです。
依頼する業者は、式場の提携業者に頼むか、自分たちで外部のカメラマンを探すという2パターンが主流です。当日は、式場のことをよく知っている提携業者へ依頼する方が多くいますが、前撮りに関しては外部のカメラマンに依頼する方も多くいます。シチュエーションごとに特化したカメラマンがいるので、こだわりが強い方は外部のカメラマンを自力で探すことをオススメします。
前撮りを成功させるポイント
二人でコンセプトを決めよう
前撮りをするにあたって、「こんなシーンを撮りたい!」「雰囲気はこんな感じで!」など、あらかじめコンセプトを決めておきましょう。インターネットで調べたり、雑誌を見たりして、衣装やシチュエーションなどお気に入りの写真や画像があったら、保存しておくことをオススメします。その方がカメラマンさんにも意思が伝わりやすいですし、失敗も少なくなります。
思い出のモノを用意しよう
より二人らしい前撮りをするには、思い出のモノを用意するのが効果的です。二人の出会いのきっかけになったモノ、デートの時におそろいで買ったモノ、などあれば写真撮影の小道具として使用することができます。また、婚約指輪や結婚指輪は忘れずに持って行くようにしてください。
撮影データの納品方法、オプション料金などを確認する
必ず確認したいのが、撮影写真の納品方法。一般的にはCD-ROMやDVDに仕上げるデータ形式が主流ですが、全てもらえるのか、選択した一部データしかもらえないのか、など細かい部分を確認しておきましょう。また、見積もりの料金でどこまでの範囲がサービスに含まれるのか、という部分もしっかりと確認しておきたいところです。打ち合わせの段階で提示されていたイメージ写真に惹かれたものの、実はそのイメージ写真はオプション料金を追加しないと撮影できなかった、なんてこともあります。
撮影当日に向けて、自分を磨く
結婚式当日に向けて、ダイエットをしたり、ブライダルエステに通ったりする方は多いと思うのですが、前撮りの写真撮影に向けても、自分磨きをしていきたいです。良いカメラマンに依頼して、憧れのシチュエーションで写真を撮影しても、自分自身が納得のいく姿でないと、満足できる写真にはならないですよね。容姿はそんなにすぐ変化するものではないので、前撮りの日が決まったら、そこへ向けて自分を磨いて魅力を高めておきましょう。
前撮りで憧れの結婚式写真を撮影しましょう
前撮りを行う時期としては1~2ヶ月前に行う人が多いです。結婚式へのイメージが具体的に膨らんでいる頃なので、前撮りもしやすいのではないでしょうか。撮影した写真から良いものを選んで、選んだ写真をウェルカムボードや動画にするのにはある程度の時間がかかります。前撮りの写真を結婚式当日に利用したい人は、なるべく早く撮影するようにしましょう。
「憧れのシチュエーションで、おしゃれなウェディングフォトが撮りたい!」
そんな想いを持っている方、たくさんいると思います。結婚式当日は忙しくて、自分が思ったような写真があまり撮れていなかったということもあります。
ぜひ、結婚式の前撮りをして、納得のいくウェディングフォトを撮影しちゃいましょう。