結婚挨拶・報告、顔合わせ

準備万端で結納にのぞむために知っておくべき2つのこと

投稿日:2017年1月13日 更新日:

両家の両親から結婚への許しをもらうことができ、結納をどんなスタイルで行い、仲人を立てるのか立てないのかを両家の意向で決めたら、準備を進めていきます。

結納の日程について

九州圏ではこの時点で仲人をたてるケースが多いですが、首都圏や東海、関西では仲人をたてる人は3%未満と少なくなっています。
依頼する場合には、先方の都合を重視し、気持ちよく引き受けてもらえるようにします。

また、日取りに関してはお祝い事であるため、大安や友引、先勝など吉日の午前中、特に大安が良いとされていますが、本人たちの仕事のスケジュールに合わせたり、両家の集まりやすい日時を優先して行なうケースがほとんどです。
何かと忙しい現代では合理的ですが、両親が日取りにこだわっていることもあるので、新郎新婦の二人だけでなく、両家が納得する日を選ぶようにします。

結納の際に準備する「結納品」について

準備にあたり、関東式なのか関西式なのか地域によってスタイルがあるので確認しておきます。
一般的に結納品は9品目を正式とする地域が多く、それ以外でも11、7、5品目と奇数でそろえるスタイルです。
両家で交換する場合には、男性側から贈られるものと同じものを女性側も用意し、格式や品目をそろえて用意します。
結納飾り・目録・受書すべて赤色で統一し、進行は男性側の父親が行うのが一般的です。
また婿養子の場合には、男女がそっくりそのまま逆になり、女性側から男性側に贈ることになります。
すべて赤ではなく青となり、進行についても女性側の父親がリードして行なう流れです。

関東式の「結納品」

関東式の9品目の場合の正式な品は下記の通りです。

目録・・・品目の明細がかかれた目録に結納金
長熨斗・・・長寿や発展の象徴
勝男武士(鰹節)・・・男性の力強さを表す
寿留女(するめ)・・・末永い縁を意味する
子生婦(昆布)・・・子宝に恵まれるという意味
友白髪・・・白髪が生えるまで共にという意味で白の麻糸
末広・・・末広りの意味合いで一対の白無地の扇子
家内喜多留(やなぎだる)・・・清酒

目録と受書は品物とともにセットで市販されており、必要なことは印刷されているので、金額、行なう日付、差出人、宛名だけを毛筆を使い濃い墨で記入します。
また品物には、奉書紙に家族や親戚の名や続柄を書いた家族書と親族書を用意して添えるのが正式で、どちらも市販されています。
家族書には同居している家族、親族書にはそれ以外の三親等内の親族を書きますが、現代では家族書を省略し親族書にまとめて書くこともあります。いずれにしても両家そろえることが大事です。

関西式の「結納品」

関西では一品ずつ別の台にのせて飾り、水引は立体的で豪華な仕上がりになります。
鯛の代わりの松魚料を梅飾りの下に、柳樽料としてお酒の代わりに竹飾りの下に、小袖料として松飾りの下にそれぞれ現金を置きます。
それ以外はほとんど関東式と同じで、白い麻糸の変わりに、願いのこめられた高砂という人形を置いたり、目録を品目として数えないスタイルが一般的です。
指輪や高砂を品目に入れないケースもあります。シンプルな関東式に比べて、豪華な関西式です。

さらに、現金のみという場合はそれに末広と熨斗だけをつけて3品だけ贈るというケースも増えてきており、その場合には金包ではなく熨斗つきの紅白または金銀結びきりの祝儀袋を準備します。
表書きは御帯料とし、贈り主は男性本人の氏名を書いておきます。
現金のやり取りが嫌な場合には金包を空にして飾り、品物を贈ることも多いです。

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