最近、結納にかわるスタイルとして、両家顔合わせをかねて食事会を行なう新郎新婦が増えています。
しかし、二人の婚約を祝う大切な機会。両家のご両親と新郎新婦が集まって料理を食べ、たわいもない話をして終わるという形にならないよう注意したいところです。
今回は、両家の顔合わせとなる食事会をスムーズに進めるためのコツについてご紹介します。
目次
重要な会場選びのポイントとは?
顔合わせは、両家で初めて結婚準備の話し合いをする場という意味合いがあります。そのため、顔合わせとなる食事会の会場は、ある程度プライバシーが守られる場所を選ぶと良いでしょう。例えば、個室が設けられている料亭や少し高級なレストランなどを選び、予約しておくのがおすすめです。
インターネットなどでも結納や顔合わせで人気の料亭やレストランがたくさん載っています。そういった情報を参考に会場を選ぶのも良いのではないでしょうか。また、顔合わせとなる食事会の会場が決まったら、結納品を飾ったり、婚約記念品の交換などセレモニー的な要素を設けるといった準備をしておくとさらに良いでしょう。
目的や要望を伝えておくことも大切
場所が決まったら、予約の際に顔合わせとなる食事会の目的や要望を伝えておきましょう。そうすることで、会場の方も顔合わせに相応しいメニューや席を提案してくれるからです。また、会場によっては服装規定がある場合があります。事前に確認しておくようにしましょう。
基本的に服装は、会場の服装規定を守るとともに、結納と同様に両家の格をそろえることが大切です。一方がカジュアルで一方がフォーマルになるということがないよう、しっかりと打ち合わせをしておきましょう。さらに、顔合わせとなる食事会の進行役を誰にするかなども事前に決めておくことがおすすめです。
顔合わせとなる食事会の進行を進めるのは、新郎もしくは新郎の父親が一般的なようです。
顔合わせの準備で事前に確認しておきたい3つのこと
顔合わせにかかる費用負担について
顔合わせとなる食事会にかかる費用は、両家折半が一般的です。しかし、最近では新郎新婦が両親を招待するというパターンも増えているようです。ちなみに、予算に上限がある場合、両親へ渡す手土産は省略してもかまいません。
会話が弾みそうな話題を用意しておく
当日は、両家同士で会話が楽しく弾むように新郎新婦が気配りする必要があります。両家のご両親とも、相手のことをあまり良く知らない状況のため、無言状態が続いてしまう危険性があります。そういったことにならないよう、会話が弾むきっかけとなる出身地や仕事、趣味などの話題をいくつか用意しておくと良いでしょう。
予定時間よりも少し早めに会場に向かう
新郎新婦は、約束の時間よりも少し早く会場に着くようにしましょう。初対面同士の両家ご両親が先に会場へ到着した場合、何を話せばいいか、どんな風に接すればいいか困惑してしまう可能性があります。スムーズに顔合わせとなる食事会を進めるためにも、当日はゆとりをもって出かけましょう。
顔合わせ当日の具体的な流れとは?
下記の事柄を行った後、食事をしながら歓談や今後の打ち合わせを行なう進め方が一般的です。
自己紹介をする
顔合わせとなる食事会が始まったら、まず新郎が自分の両親を紹介し、それぞれ自己紹介をしてもらいます。次に、新婦が両親を紹介、それぞれの自己紹介をしてもらいます。
それぞれのご両親に結婚の賛意を確認する
新郎の父親が結婚の意思を確認し、新婦父親、新郎母親、新婦母親の順で結婚への賛意を示します。
記念品贈呈を行う場合は
もし、婚約記念品を交換する場合は、料亭や式場を選択すると良いでしょう。記念品と目録をあらかじめ献上台にのせ床の間に飾っておきます。ちなみに、婚約記念品は新郎からは圧倒的に指輪が多く、新婦からはスーツや時計、カフスボタンなど実用的なものが多いです。また、楽器やカメラなど新郎の趣味に関したものやペアの時計を交換することもあります。
事前に流れを理解し、顔合わせをスムーズに進めよう!
二人の婚約を祝うため、両家が一度に集まる顔合わせ。事前に確認しておきたいポイントを押さえておくことで、スムーズにとり行うことができるでしょう。また、それぞれのご両親に好印象を残すチャンスでもあります。しっかりと準備を行い、顔合わせ当日に臨めるようにしましょう。ぜひ、参考にしてみてくださいね。