家族・親族のみの結婚式だからこその「おもてなし」おすすめの演出

少人数結婚式の場合、ゲストを大勢招く結婚式に比べて簡素なプログラムになりやすいため、盛り上がりに欠けるのでは…と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はそんな心配をされている方や、派手なプログラムはなるべく避けたいという方に向けて、家族・親族のみの結婚式だからこそおすすめの演出をご紹介します。

1.定番の演出で結婚式らしさを

アットホームで砕けた雰囲気になりやすい少人数結婚式ですが、セレモニー感を出すためにも、定番の演出は省略せず行うのがベター。

具体的には新郎挨拶や乾杯、ケーキ入刀、花嫁の手紙、両親へのプレゼント贈呈などです。

結婚式らしい雰囲気が演出できるだけでなく、進行にメリハリが生まれ、少人数結婚式で陥りがちな「ただの食事会」と化してしまう事態も防ぐことができます。

なかでも花嫁への手紙や両親へのプレゼントは、その場にいる全員に感動をもたらしてくれる大切な演出。身内ばかりの結婚式では気恥ずかしさが先行してしまいがちですが、一方で、気心の知れた仲だからこそ大きな感動が生まれるというメリットもあります。

お色直しを取り入れるのも、場の雰囲気を大きく盛り上げてくれるのでおすすめです。

2.少人数ならではの特別な演出

結婚式で取り入れられる数多くの演出の中には、少人数だからこそ活きるものもあります。

一人ひとりの席札にメッセージを書く

席札といえば基本的にゲストの氏名が書かれているだけのものですが、その裏にゲストへのメッセージを添えてみてはいかがでしょうか。

日頃の感謝など、一人一人に向けた丁寧なメッセージは必ず心に響くはずです。

ブーケトスをブーケプレゼントに

定番演出のブーケトスを、相手を指名する「ブーケプレゼント」に変更するのもおすすめ。

姉妹や従姉妹など大切な人に向けたサプライズで、その場の雰囲気も大盛り上がり間違いなしです。

テーブルラウンドで全員と写真撮影をする

歓談中に新郎新婦がテーブルをまわり、ゆっくり写真撮影が楽しめるのも少人数結婚式ならではの魅力。ゲスト一人一人と言葉を交わす時間も作れます。

家族全員から一言挨拶してもらう

ゲストを代表して双方の家族から一言ずつ挨拶してもらうことで、お互いに親睦を深めることができます。ゲスト全体に一体感も生まれ、よりアットホームな雰囲気が演出できそうですね。

親戚の子供にリングボーイ／ガールや余興をお願いする

親戚に小さな子供がいれば、リングボーイ・リングガールや余興をお願いしてみるのもおすすめです。

一生懸命な子供の姿は見守る大人たちに幸福感を与え、より強い一体感を演出してくれるはず。

3.料理で伝えるおもてなし

結婚式で振る舞われる料理は、ゲストの思い出にも残る大切な要素の一つ。工夫次第で、さまざまな「おもてなし」が可能です。

地元の名産を取り入れる

家族や親戚、地元への感謝の気持ちを伝えるため、メニューに地元の名産を取り入れてみてはいかがでしょうか。料理はもちろん、地酒などドリンクという形で取り入れるのもおすすめ。

地元愛溢れる演出で、ゲストも喜んでくれること間違いなしです！

両親との思い出の料理

特別な日に家族で食べた料理など、両親との思い出の料理がある方はぜひ取り入れて。料理とともにエピソードを添えれば、両親に向けた最高のサプライズになります。

近しい間柄のゲストだけで行う少人数結婚式だからこそできる演出でもあります。

4.演出以外でしたいおもてなし

演出以外にも、次のようなおもてなしはぜひ取り入れましょう。

招待状を送る

少人数結婚式の場合、招待状を省略するケースもありますが、儀礼的な意味も踏まえれば、特別な事情がない限りは送った方がいいでしょう。

招待状のデザインで結婚式のテーマを表現するのもおすすめです。

食事会だけの場合は平服でいいこと、ご祝儀を遠慮する場合はその旨を必ず書き添えましょう。

引菓子とプチギフトを用意する

少人数で挙式だけ行いご祝儀を遠慮する場合、引き出物は用意しないのが一般的ですが、1,000円程度の引菓子と、お見送り時に手渡すプチギフトはあった方がいいでしょう。

少人数でも大勢でも、ゲストが時間や手間をかけて駆け付けてくれるのには変わりありません。感謝の気持ちを形にして、お礼の言葉とともに手渡したいところです。

ご祝儀を遠慮する旨を伝えた上でご祝儀をいただいた場合は、後日その価格に合わせて半額程度の内祝いを贈るのがマナーです。

5.まとめ

親族のみの結婚式ということは、ふたりにとって”最も大切な人”しか集まらない結婚式ということ。

だからこそ、大切な人たちへふたりらしい「おもてなし」をしたいところです。

「大変そう……」と感じることもあるかもしれませんが、ゲスト一人一人と触れ合いながら結婚式を楽しめば、それまでの苦労も一瞬で吹き飛ぶはず！

ふたりらしさのつまったいい演出で、いい結婚式にしてくださいね。