結婚式を済まされたみなさん、もしくは現在進行形で結婚式の準備をしているみなさん! 曲選びで困った事はありませんか? 筆者も、結婚式の準備で1番悩まされたのが曲選びです。お互い曲の好みも違えば、シーンで使いたい曲も違うので困る方は多いのではないでしょうか。
各シーンで流れる曲は、雰囲気を盛り上げるための大事な演出です。シーンに合わせた曲をチョイスして、ゲストの印象に残る結婚式がしたいですよね。ジューンブライドと言われる6月頃に、結婚式で使う今年の曲ランキングなどをテレビやラジオでも放送されています。
では、結婚式をした先輩カップルは、実際にどんな曲を選んだのでしょうか?
目次
シーン別に使われている曲
各シーンによってどんな曲を選ぶといいのでしょう? 結婚式では、2人のスタイルや雰囲気に合った曲やゲストが共感する曲を主に使います。
例えば、新郎新婦の入場や乾杯やケーキバイトの時などは明るく会場が盛り上がる曲。お色直しの退場と入場や、花嫁の手紙の時はしっとりとした曲を使うなどシーン別に2人がイメージする曲を使います。
各シーンでは一体どんな曲が使われているのでしょう? シーン別に使われた曲をいくつかご紹介します。
新郎新婦入場のシーン
披露宴の始まりで、新郎新婦のお披露目する大事なシーンなので明るく元気な曲をセレクトするといいでしょう。結婚式の定番で多く使われるのは「Wedding March」や「ディズニーの曲」です。曲調やテンポなど、オリジナルにカバーされているものもあるので雰囲気に合わせて使えます。
・CAN YOU CELEBRATE/安室奈美恵
・Butterfly/木村カエラ
・100年先まで愛します。/ソナーポケット
・What Makes You Beautiful/One Direction
など
乾杯のシーン
会食の始まりの合図であり、新郎新婦へのお祝いを意味します。明るくアップテンポな曲を選ぶといいでしょう。乾杯と同時にサビの部分が使われることが多いようです。
・ハピネス/AI
・ボラーレ~Nel Blu, Dipinto Di Blu/ケツメイシ
・幸せをありがとう/ケツメイシ
・あなたに恋をしてみました/chay
・HEART BEAT/加藤ミリヤ
など、テンポも良くポップな曲は会場が盛り上がります。
歓談のシーン
食事が開始してから流す曲ですので、会話を遮る曲などは基本的には使いません。新郎新婦との会話や写真撮影の時間も含まれます。ゲストが食事や会話を楽しめるような、しっとりとリラックスできる曲を選ぶといいでしょう。新郎新婦の中座も含めると、流す時間も長くなるのでメドレーやオルゴールがおすすめです。洋楽のバラードを集めたオムニバスや、クラッシクなものが多く選ばれています。ちなみに筆者はコンセプトが和モダンだったので、ジブリの曲が和楽器メドレーになっているものを使用しました。
中座のシーン
中座はサプライズで親族や友人に声を掛け、どなたかと一緒に退場することがあると思います。一緒に退場する人のイメージや感謝の気持ちも表現した曲が多く選ばれているようです。
・ありがとう/いきものがかり
・アンマー/かりゆし58
・ハピネス/Che'nelle
・ありがとう。/絢香
・赤い糸/コブクロ
・私たち/西野カナ
・Best Friend/Kiroro
・Let It Go~ありのままで~/松たか子
など
お色直し入場のシーン
お色直し後の衣装や、コンセプトにもよりますが穏やかな曲調のものが選ばれています。
ドレス・タキシードなら
・Baby I Love U/Che'Nelle
・出会いのかけら/ケツメイシ
和装なら
・渡月橋 ~君 想ふ~/倉木麻衣
・和楽器バンドの千本桜
・音声のない和テイストな曲
・寿/ET-KING
など
ケーキ入刀、ケーキバイトのシーン
ケーキ入刀やケーキバイトはゲストが近くで写真を撮るので、みんなが笑顔になれるような曲を選ぶといいでしょう。
・スターラブレイション/ケラケラ
・てんとう虫のサンバ/チェリッシュ
・ただ、ありがとう/MONKEY MAJIK
・あなたとだから歩める道/高橋優
など
花嫁の手紙のシーン
結婚式の中で最も感動的なシーンです。手紙を読むので、歌声が主張し過ぎない曲が選ばれやすく、オルゴールやピアノ音源のみの曲が人気です。
・家族になろうよ/福山雅治
・未来へ/Kiroro
・言葉にできない(オルゴール)/小田和正
・糸/Bank Band
・ハナミズキ/一青窈
・手紙 ~愛するあなたへ~/藤田麻衣子
両親への花束贈呈シーン
両親への感謝の気持ちを、花束や品物として送る感動的なシーンです。感謝の気持ちを表した曲を選ぶといいでしょう。
・愛をこめて花束を/Superfly
・ありがとう/大橋卓弥
・Story/AI
・手紙/back number
・花束を君に/宇多田ヒカル
など
新郎新婦退場シーン
披露宴の終わりで、新郎新婦の最後を飾るシーンです。ゲストへの感謝の気持ちを表した曲や、ゲストが明るくなるような曲を選ぶといいでしょう。
・君とつくる未来/ケツメイシ
・幸せをありがとう/ケツメイシ
・永遠/BENI
・幸せをフォーエバー/MISIA
など
ムービーに使われる曲
ムービーの種類は、オープニングムービー・プロフィールムービー・エンドロールがあります。ムービーはゲストが観ていて、わくわくする気持ちを盛り立てる曲を選ぶといいでしょう。
・365日/Mr.Children
・にじいろ/絢香
・キセキ/GReeeeN
・やさしさに包まれたなら/松任谷由実
など
以上が各シーンで多く使われている曲です。結婚式の定番となっている曲から最新の曲、邦楽や邦楽など、年々使われる曲は変わっているように思います。ゲストの年齢層にもよりますが、なるべく共感を得られる曲を選ぶと喜ばれるでしょう。
他にも、両親の好きな曲や2人の思い出の曲などを盛り込んで、結婚式のコンセプトに合った曲が見つかるといいですね!
感動するシーンの選曲
感動シーンの選曲は難しく、悩む人も多いのではないでしょうか。
結婚式の中で最も感動するシーンといえば、花嫁からの手紙のシーンですよね。手紙を朗読する際、声の邪魔にならないような曲選びがポイントとなります。しかし、手紙の朗読の後ろで流れる曲もとても大事です。手紙の内容と、流れる曲のイメージが合うと更に感動を誘い、ゲストも涙するでしょう。
人生を振り返るような曲や両親への感謝の気持ちを表した曲など、しっとりとした曲がオススメです。シーン別の曲でも紹介しましたが、大半の先輩カップルが花嫁の手紙でオルゴールを使用しています。歌声のある曲を使う人もいますが、やはり手紙の内容よりも歌声の方が主張されやすいです。
式場スタッフと、音量調節についてしっかりと打ち合わせしておくといいでしょう。色々な曲をオルゴールやピアノでアレンジされているので 、手紙の内容に合う曲を選んでみてはいかがでしょう。
花嫁の手紙
曲選びも難しいですが、花嫁の手紙を書く事は簡単ではないですよね。筆者も今までの思い出を振り返り、両親の事を考えて何度も何度も書き直しました。手紙は結婚式の、余裕を持って1週間前には書いておくことをオススメします。
感謝の気持ちはどのように書き表したらいいのでしょう?
はじめに、両親への感謝の気持ちを書き出します。「お父さんお母さん、〇〇年間育ててくれてありがとう……」。
次に、生まれてから現在に至るまでのエピソードをどんな子どもだったか、楽しかったことなどを具体的に書くとゲストも共感できるでしょう。「幼い頃の私は〜で、〜した事が思い出に残っています」など。
結びは、「これからは新郎と2人で支え合い、歩んでいきます」など、これから2人で歩む道への決意を綴ります。
最後に、「新郎のお父さんお母さん、至らぬ嫁ではありますが宜しくお願いします」など、新郎の両親に向けて一言あると好印象に思われるようです。
花嫁の手紙や曲選びに迷っている方は、参考にしてみてください。素敵な結婚式になるといいですね。