前撮り・フォトウェディング

【種類別】フォトウェディングの費用相場!和装・洋装別にも解説!

投稿日:2018年2月14日 更新日:

最近、何かと話題のフォトウェディング。
「結婚式は気恥ずかしいけど、ウェディングドレスは着たい!」「新しい人生のスタートを、記念として残したい」そんなカップルに人気となっています。このほか「結婚式を挙げるには、予算的に不安」というカップルからも、注目を集めています。

2020年に入ってからは新型コロナウイルスの影響もあり、以前と同じように結婚式を開催するのが難しくなりました。「結婚式場に多数のゲストが集まって、新郎新婦を盛大に祝福する」という結婚式では当たり前の光景が、コロナ禍ではリスクが高いものとされたのです。ゲストへの感染リスクを考えた結果、通常の結婚式の代わりとして、フォトウェディングに興味を持つカップルが増えています。

今回は、そんなフォトウェディングの費用相場について、徹底的に調査してみました。

フォトウェディングには2つの種類がある!

フォトウェディングには、一般的にどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
まず、フォトウェディングには、大まかに分けて2つのスタイルがあることをご存知ですか?

1つ目は写真館やフォトスタジオなどでおこなう「スタジオ撮影」、そしてもう1つは「ロケーション撮影」です。

ここでは、それぞれの特徴とメリット・デメリットを詳しく解説します。

スタジオ撮影

写真館やフォトスタジオでの撮影は、七五三や家族写真の撮影とイメージが近いかもしれません。セットが用意されているので、結婚の報告や年賀状用のかしこまった写真に向いています。

撮影場所が室内なので撮影小物が充実しているほか、複数の婚礼衣装に着替えて楽しむこともできます。当日の天候を気にしなくてもよいため、スケジュールが狂いにくいのがメリットです。屋外のロケーション撮影のように移動することもなく、身体への負荷も少なめで済みます。

ただしスタジオ撮影は室内という制限があるため、写真のバリエーションが少なくなりがちです。自然な表情を撮影してほしいなら、ロケーション撮影を検討してみましょう。

ロケーション撮影

ロケーション撮影の場合、フォトスタジオが設定したロケーション、もしくは新郎新婦の希望するロケーションで撮影がおこなわれます。

撮影地としてよく選ばれるのは、神社や寺、庭園などです。桜や紅葉の季節には、色鮮やかな写真を撮影できるのがロケーション撮影の魅力でしょう。美しい海や緑豊かな公園、場合によってはスキー場などでも撮影がおこなわれることもあります。
以前ふたりで行った旅行先など、自分たちの思い出深い場所を選ぶのもよい方法です。

このほか、実際の結婚式で使われるチャペルでの撮影もおこなえます。結婚式らしい、厳かな雰囲気での撮影を希望するカップルにはおすすめの撮影場所です。

ロケーション撮影を希望する場合は、スケジュール管理に気を付けましょう。なぜなら、撮影日の天候によっては、中止や日程の変更になる恐れがあるからです。どの程度の天候不良で中止となるのかも業者によって異なるため、事前に確かめておきましょう。

また、人通りのある場所での撮影の場合、周囲からの視線がどうしても集まりやすいものです。「人目が多いと表情が硬くなってしまう」という方は、室内のスタジオ撮影のほうが向いているかもしれません。

フォトウェディングにかかる基本的な費用を知ろう!

スタジオ撮影とロケーション撮影の違いを理解したところで、続いてはフォトウェディングに必要な費用をチェックしていきましょう。

フォトウェディングの基本料金

フォトウェディングの基本料金には、どのような内容が含まれているのでしょうか。
3つのプランを例としてご紹介します。

Plan A

基本料金:1万円
こちらは「平日限定格安プラン」と謳っているプランの例となります。
基本料金に含まれるものは、以下のとおりです。

・新郎新婦衣装各1着
・着付け
・ヘアメイク
・写真撮影
・六つ切り1枚
・データ1カット
・オプション(祝祭日撮影、全写真データ、カット数割増、衣装点数)

Plan B

基本料金:5万円
基本料金には、以下のものが含まれています。

・新郎新婦衣装
・着付け
・ヘアメイク
・アテンド
・写真撮影
・全カットデータ付き

Plan C

基本料金:30万円
基本料金に含まれるもの

・新郎新婦衣装各2着(和装、洋装どちらもOK)
・着付け
・ヘアメイク
・アテンド
・ブライズルーム貸し切り料
・写真撮影
・全カットデータ付き

3つのプランを見比べてみると、料金がアップするごとに大きく変動していくのは、衣装や小物のグレード、和装洋装両方着られるかどうか、アテンドがつくか否か、そしてデータがつくかどうかという点といえます。

結婚式を挙げない分、フォトウェディングを結婚式だと思って楽しむくらいの気持ちで挑む場合はPlan Cを選んで、優雅な一日を楽しむというのもよいでしょう。ブライズルームも貸し切ることができ、ゆったりとした気持ちで撮影に挑むことができます。

「とにかく費用を抑えたい!」というカップルには、Plan Aがおすすめです。
貸衣装は、目の前で見てみると意外と古かったり、多少傷があったりすることも事実ですが、いざ着用して撮影すると、あまりわからないものです。

「今は出費を抑えたいから結婚式は挙げない。でも写真は残したい」と思い写真撮影を検討されるカップルには、一番リーズナブルなプランでも、写真の仕上がりはプロの手にかかっていますから、十分満足できるものとなります。

基本料金の価格が抑えられているフォトスタジオは、全体的に良心価格なことが多く、データを追加購入する場合でも、驚くようなお値段にはならないというメリットもあります。

ただ、カメラマンの腕を見極めるのが難しいという面があるのも事実です。ホームページや、サンプルの写真をよく見て、フォトスタジオを決めることをおすすめします。

費用に関しては、スタジオ撮影とロケーション撮影で変わるので注意しましょう。一般的には、ロケーション撮影のほうが費用が高めの傾向にあります。また、プランの価格帯に関係なく、土日祝の撮影に追加料金(土日祝料金)がかかる可能性があることを覚えておきましょう。

【スタジオ撮影】和装・洋装別の費用相場

スタジオ撮影の場合では、和装と洋装で金額に違いはあるのでしょうか。
フォトウェディングの費用の相場は以下のとおりです。

洋装の場合

洋装の場合、安いものだと1万円から、高いものだと30万円といった価格のプランも設定されています。

とはいえ、プランによってかなり価格差があるため、「どの価格のプランがちょうどよいのかわからない」という悩みを抱えているカップルもいるでしょう。費用の安さだけで即決するのではなく、プランに含まれる基本内容をしっかりと把握しておくことが重要です。

今回の記事では、スタジオ撮影・ロケーション撮影のほか、和装と洋装についても違いを確認しておきましょう。

プランに含まれるものの一例

・新郎タキシード一式
・新婦ウェディングドレス
・新郎新婦お仕度
・新婦ヘアメイク
・撮影料
・ポーズ写真六つ切り1枚
・ポーズ写真L判2枚
・ポーズ写真六つ切り1枚L判2枚のデータDVD

金額は、衣装の点数やグレード、そして撮影データ付きかどうかで違いが出てきます。

特に撮影データに関しては、撮影後にもらえるデータ枚数を確認しておきましょう。選択したプランによってカット数やポーズ数に大きく異なる場合もあるため、注意が必要です。

フォトスタジオには、高級感あふれる椅子やソファ、ブーケなどが用意されていることもあります。希望のイメージがある場合には、自作の小物を持ち込むことができる場合もありますから、事前にフォトスタジオに確認しておきましょう。

新婦のヘアメイクと衣装の着付けのことを指す「お仕度」ですが、下着などは新郎新婦で用意が必要となります。

和装の場合

和装の場合、洋装より全体的に少し割高になるのが一般的なようです。安いものだと1万5,000円から、高いものだと40万円~50万円のプランまで、幅広い設定があります。

金額は洋装のときと同様に、衣装の点数やグレード、そして撮影データ付きかどうかで違いが出てきます。スタジオ撮影では、番傘やセンス、紙風船などが用意されていることも。
和装ならではのはんなりとした空間を、ふたりで楽しんでください。

以下は、和装でのスタジオ撮影のプランの一例です。

プランに含まれるものの一例

・新郎紋服
・新婦白無垢もしくは色打掛
・新郎新婦お仕度
・新婦ヘアメイク
・撮影料
・ポーズ写真六つ切り1枚
・ポーズ写真L判2枚
・ポーズ写真六つ切り1枚L判2枚のデータDVD

近年はInstagramが人気を博しており、フォトウェディングのスタイルもまた少し変化を見せ始めています。スタジオ内は自分たちのカメラで撮影はNGというところも多くありますが、場合によっては撮影可能なところも。

SNSやInstagramに投稿したい、小物を持ち込みたいなどの希望がある場合は、フォトスタジオを決める際にあらかじめ確認し、許可を得られるかどうかをチェックしておきましょう。

【ロケーション撮影】和装・洋装別の費用相場

ロケーション撮影とは、スタジオではなく、新郎新婦が希望する場所で結婚記念写真の撮影をすることです。

「大自然のなかがいい!」と海辺や草原、花畑などを希望するカップルや、ふたりの思い出の場所であるお店や公園、イルミネーションのなかなど、さまざまな場所で撮影することができる人気のスタイルとなっています。

洋装の場合

ロケーションの場合は、スタジオ撮影よりも少し金額が上がる傾向にあります。
安いものでも3万円台から、思いきりこだわってお金をかけるなら40万円程度のプランまであるため、自分たちがどのようなスタイルを望んでいるのか、ふたりでよく話し合ってください。

プランに含まれるものの一例

・新郎タキシード一式
・新婦ウェディングドレス
・新婦ヘアメイク
・新郎新婦お仕度
・撮影料
・ポーズ写真六つ切り1枚
・ポーズ写真L判2枚
・ポーズ写真六つ切り1枚L判2枚のデータDVD

プランに含まれている写真やデータは、プランの金額により点数が異なります。より多くのデータを希望する場合は、オプションで購入するのが一般的です。

そのほかにも、以下のものがよくオプションとして用意されているものです。
オプションを使用したり購入したりする場合の費用は、フォトスタジオにあらかじめ確認しておくことをおすすめします。

・ブーケ&ブートニア
・撮影データ
・アルバム
・ウッドパネル

注意したいのは、自分たちが直接肌に身に着けるものに関しては、事前に購入する必要があるという点です。

新婦はコルセットや肌着、ストッキング、アクセサリー、新郎は下着と靴下などが必要となります。ストッキングや靴下は、念のため予備を持っていくとよいでしょう。

和装の場合

和装のロケーション撮影は、洋装よりも手間がかかる面もあり、金額的には高くなるのが一般的です。

5万円台から設定があり、思いきりこだわってお金をかけるなら50万円程度まで、幅広いプランがあります。

「人生の晴れ舞台だから、思いきりこだわりたい」というカップルには、和装のロケーション撮影というのは、とても魅力的なものといえるようです。

プランに含まれるものの一例

・新郎紋服
・新婦白無垢もしくは色打掛
・新郎新婦お仕度
・新婦ヘアメイク
・撮影料
・ポーズ写真六つ切り1枚
・ポーズ写真L判2枚
・ポーズ写真六つ切り1枚L判2枚のデータDVD

このほかに、洋装のときと同様に自分たちが直接肌に身に着けるものに関しては、事前に購入する必要があります。新婦はタオルや手ぬぐい、肌襦袢、裾よけ、白足袋、新郎は襟元が深いシャツ、ステテコ、白足袋は自分たちで用意します。

フォトスタジオによっては、ポーズ写真や撮影データ入りDVDだけでなく、アルバムやウェルカムボード、カレンダーなどを作成できるところもあります。追加のオプション費用がかかりますので、必要な方は撮影申し込みの時点で詳細をよく確認しておきましょう。

撮影したフォトスタジオではアルバムなどを依頼せずに撮影データを多めに購入しておき、いそがしさが落ち着いてからグッズを自作するのも1つの方法です。グッズを安く制作できる外部業者に頼めば、上手に結婚式費用を節約できるでしょう。

ちなみに、ロケーション撮影の場合、カメラマンの拘束時間によって費用が変わる場合もあります。スタジオ内での撮影であっても、長時間じっくり撮影する場合は費用の設定も高めとなり、決められた枠内で撮影をおこなう場合は、比較的リーズナブルになるようです。

ロケーション撮影費用【Q&A】

フォトウェディングのロケーション撮影には、2つのスタイルがあります。

1つ目は、フォトウェディングを実施しているフォトスタジオが指定するスポットで撮影するスタイル。そして、もう1つは新郎新婦の思い出の地などの撮影に行くスタイルとなります。

ここで気になるのが、ロケーションの違いによって費用にも差が出てくるか、ということです。詳しく見ていきましょう。

ロケーションはどこでもいいの?

先ほども述べたとおり、フォトウェディングのロケーション撮影は、フォトスタジオが設定しているロケーション、もしくは自分たちの希望する場所のどちらかで撮影するというスタイルになります。

「でも、本当にロケーションはどこでも大丈夫なの?」そんな疑問もあるでしょう。
基本的にはカスタマイズ可能なことが多いので、自分たちの希望をフォトスタジオに相談してみることをおすすめします。

交通費は料金プランに含まれる?

フォトスタジオが指定したロケーション撮影の場合は、場所によって撮影の費用が変わることは基本的にありません。

ただし、新郎新婦の希望する場所での撮影では、撮影場所が遠方の場合「出張費」として支払う必要が出てくるケースも。
あらかじめ、しっかりと確認しておくことをおすすめします。

あるいは、遠方での撮影を希望する場合は、撮影場所に近いフォトスタジオを探すという方法もあります。

フォトウェディングのメリットとして、打ち合わせ回数を抑えられるという点があります。ふたりで新婚旅行を兼ねて現地を訪れて、あらかじめ調べて予約をしておいたフォトスタジオを訪れ、打ち合わせをし、撮影をおこなうというのが予算的には抑えられるプランといえるでしょう。

「どうしてもここで!」と思う場所があり、その場所が遠方の場合は、あらかじめ撮影地に近いフォトスタジオを探して相談したほうがお得に話が進むかもしれません。

ロケーションによって料金は異なる?

例えば、神社や教会などでの撮影を希望する際、撮影の費用は変わるのでしょうか。

まず「挙式をしないのだから、教会や神社での撮影はできない」そう思いこまれているカップルも多いと思いますが、実はそんなことはありません。プロデュース会社によっては、神社や教会での撮影が可能なこともあります。

通常おこなっている挙式で神社や教会とつながりがある場合、撮影許可を取りにくい場所でも撮影が可能なケースが多くあるのです。フォトスタジオによっては別途費用が発生するケースもありますし、もともとプランに組み込まれていることもあります。

「この神社で撮影がしたい」「ここの教会で写真を撮りたい!」そんな希望がある場合は、希望する神社や教会での撮影プランがあるフォトスタジオを探してみるとよいでしょう。

「フォトウェディング+α」をする場合の費用相場

「せっかくウェディングドレス、タキシードを着るんだから、写真を撮るだけではもったいない!」という風に思うのは、ごく自然なこと。

フォトウェディングと一緒に、親族のみで食事会をしたり、挙式をおこなったり、新婚旅行を兼ねたりというスタイルも人気となっています。
ここでは、フォトウェディング+αをおこなった際の費用について、調べてみます。

フォトウェディング+食事会

ホテルでのフォトウェディングの場合、設定されていることが多い「フォトウェディング+お食事会プラン」。

ご家族での撮影もおこない、そのまま会食へ進むスタイルが一般的です。通常の結婚式よりも、家族のぬくもりを感じられる、思い入れ深い一日を演出してくれるプランとなっています。

費用としては、一番リーズナブルなもので10万円程度から、高いもので50万円までと幅広く設定があり、結婚式場や料理のグレード、写真撮影時のプランによって変わってきます。

自分たちが一番大切にしたいことをよく考えて、プランを選ぶようにしましょう。

フォトウェディング+挙式

神社やチャペルでの撮影プランの場合、+αとして挙式をおこなえるところもあります。「披露宴をするのはためらいがあるけれど、新しい人生のスタートを見守っていただけたらうれしい」という思いから、このスタイルを選ぶ方も多いようです。

この場合、挙式は誰でも参列できることが多く、親族だけでなく友人にも「もし都合がよかったら、見に来てね」と声をかけることもできます。

費用としては、8万円前後~20万円までと幅広く、結婚式場や写真撮影のプランによって変わってきます。

フォトウェディング+新婚旅行

「フォトウェディングの撮影で北海道や沖縄、ハワイなどに行ったついでに、そのままハネムーンを満喫しよう!」というカップルにおすすめなのが、このプラン。

旅先での写真は美しく、開放感あふれ、一生の思い出となります。ふたりきりの時間を思いきり楽しみたいカップルに、人気となっています。

費用としては、旅費も含むパックタイプのもので20万円~60万円までとなっています。行先やホテル・飛行機のグレード、写真撮影のプランにより必要な費用が異なります。

まとめ

さまざまなパターンの費用相場をチェックしましたが、いかがでしたでしょうか。フォトウェディングにはスタジオ撮影とロケーション撮影の2種類あること、洋装よりも和装のほうが費用がやや高めであることを理解しておきましょう。

どの撮影方法でもかまいませんが、それぞれメリット・デメリット、費用の相場が異なります。「自分たちがどのような写真を撮ってほしいのか」をよく考えたうえで、撮影プランを選んでみてください。

自分たちの希望と予算をよくすり合わせて、ふたりの思い描くイメージどおりの撮影ができるように準備を進めましょう。

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