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結婚式での親族の服装マナーをチェック!

投稿日:2018年7月24日 更新日:

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結婚式における親族の立場は一般的なゲストとは異なります。
親族は「ゲストをお迎えする」立場であり、「ゲストに見られる」存在であることを意識していなくてはなりません。
親族としての服装マナーをきちんと理解し、両家で服装がちぐはぐにならないように格を合わせることも意識しておきましょう。

両親の服装

両親の服装

父親

親族代表の立場にある父親は、貫禄と品格を兼ね揃えた服装をすることが大切です。
服装としては「正礼装」にあたる衣装を身につける必要があります。

昼間に結婚式を挙げる場合は、モーニングコートが正礼装となります。
ネクタイは白黒の縞柄で、グレーからアイボリーのベストを羽織ります。

夕方からの式の場合は、燕尾服が正礼装です。
白のベストに蝶ネクタイを合わせます。
また、神前式など和装の結婚式を行うのならば、紋付羽織袴を着用するのも良いでしょう。

母親

母親は、気品ある服装を心がけるのが基本です。
父親同様に「正礼装」での参列がふさわしい衣装となります。

昼間の結婚式ならば「アフタヌーンドレス」、夕方以降の式ならば「イブニングドレス」が正礼装になります。
光り物のアクセサリーを避けて、ゲストをもてなす側として、落ち着いたドレスを選ぶのがポイントです。

また、和服で参列するならば、留袖が既婚女性の正礼装となりますから、黒留袖を着用すると良いでしょう。
ただし、新郎新婦の家族を交えて記念撮影をすることもありますから、両家で和装か洋装かを相談して揃えておくのも大切です。
また、夫婦で和風か洋装かが異なっても問題はありませんが、夫婦で統一しておくと、より好ましい印象になります。

兄弟姉妹の服装

兄弟姉妹の服装

兄弟

兄弟の服装は、両親ほど主催者側であることを強く意識する必要はありませんが、きちんとしたスタイルの服装を選ぶことが大切です。

未婚男性ならばブラックスーツ、既婚であればディレクターズスーツやタキシードを着用します。
いずれにせよ、新郎よりも派手にならないよう 控え目な色合いの衣装を選びます。

また、高校生以下の学生であれば 制服を着用するのも良いでしょう。

姉妹

姉妹も兄弟と同じように清潔感のあるきちんとした衣装を心がけましょう。
洋装をするならばセミドレスやカクテルドレスで参列をします。
肌の露出や華美すぎる装飾は避けて、明るい色でコーディネートします。
また、ストッキングは必ず着用しなくてはなりません。

和装をするならば 未婚であれば振袖を着ることができます。
未婚でも振袖を着るのに抵抗がある場合や既婚者の場合は、色留袖か訪問着を選びます。
ただし、訪問着はやや格が低めですから、なるべく避けた方が良いでしょう。

髪型は、洋装であれ和装であれアップスタイルにします。
また、高校生以下の学生ならば制服で参列してもかまいません。

親戚の服装

親戚の服装

男性

新郎新婦の親戚は、準礼装で参列します。
ディレクターズスーツやブラックスーツを着用するのが基本となります。

注意点としては、新郎新婦の父親よりも「格の高い服装」をしてはならないということがあげられます。
もしも、新郎新婦の父親が正礼装ではなく、準礼装のディレクターズスーツを着用するのならば、親戚の男性は ワンランク格を落として、略礼装のブラックスーツを着用します。

両家の父親がどのような服装をするのかを事前に調べておいて、格に合わせたきちんとした服装をするように心がけましょう。

女性

女性親族も奇抜なデザインのドレスなどは避けて、華やかでありながらも控え目な服装をすることを心がけましょう。
洋装をするならば、おばといった年配の親族は、ブラックドレスやネイビーのワンピースに、パールのアクセサリーなどを合わせます。
従姉妹といった若い親族はネイビーやベージュカラーの落ち着いたドレスを選びます。

また、和装をするならば、目上の人よりも格が高いものにならないように配慮しておきましょう。
特に、新婦が和装をするならば色が被らないようにする必要があります。

子供の服装

子供の服装

男の子

甥っ子などの小さい男の子が参列する場合、シャツに蝶ネクタイをつけるなどして、よそ行き用の格好をすると良いでしょう。
また、学校の制服があれば それを着用してもかまいません。
わざわざ結婚式のためだけに、服を新調する必要はありません。

靴は、ローファーや革靴を履きます。

女の子

姪っ子といった女の子の場合も服装に特に決まりはありません。
フォーマルな雰囲気のあるワンピースなどを着用し、リボンやコサージュなどの華やかなアクセサリーをつけます。
また、学校の制服があるのならば それを着用してもかまいません。

親族の衣装のレンタル

衣装レンタル

どこでレンタルできるか

結婚式の衣装を安く押さえたいのならば、レンタルしてしまうという方法があります。
衣装は、式を挙げる結婚式場で借りることができる場合もありますし、式場の連携店やレンタルドレスショップなどで借りることが可能です。
この際に、両家の親族が同じレンタルショップを利用すると、衣装がかぶってしまうことも可能性としてはありえます。
事前に、さりげなく聞くなどをして衣装がかぶったり格に差がつきすぎたりしないように注意する必要があります。

また、親族の衣装のレンタル代金は、新郎新婦が負担するしきたりがある地域もありますから、事前にしきたりを確認しておきましょう。

費用の目安

レンタル費用は、衣装の格調によっても大きく異なります。
大体の値段は下記のようなものを想定しておくと良いでしょう。

  • モーニングコート一式:1万~2万円程度
  • タキシード、燕尾服:1万~2万円程度
  • 紋付袴:3万~5万円程度
  • 留袖一式:3万円程度
  • 振袖一式:3万円程度
  • フォーマルドレス:1.5万~3万円程度

上記の値段に加えて、ヘアセットや着付けを頼むのならば、その代金も別途かかってきます。
着付けの費用は、美容院の場合は1万円程度必要です。

また、式場によっては 併設の美容院で着付けを行ってくれる場合もあります。
しかし、併設の美容院で行う場合は、通常の美容院で着付けをしてもらうよりも、2倍ほど割高になることを覚えておきましょう。
ただし、式場によっては家族の着付け代を割引してくれる場合もありますから、まずは確認を取ってみてください。

予約の時期

レンタルの衣装を利用する場合、結婚式が集中する繁忙期などは予約が殺到し、好みの衣装や良いものがレンタルできない可能性もあります。

予約の時期としては、結婚式の日取りが決まった段階で すぐに行動に移した方が良いでしょう。
この際に、個人個人で別々に予約をするのではなく、できれば、新郎新婦に取りまとめてもらい予約をした方が間違いがありません。

また、予約の際は、着付け代金や衣装代金を誰が出すのかもきちんと確認をしておきましょう。

親族の結婚式の服装は、ゲストをもてなす側として失礼がないようにしなくてはなりません。
「主催者側である」という立場を忘れず、相手側の親族との格を合わせることにも注意をしておきましょう。

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