結婚が決まったら、職場への結婚報告は必須。
「結婚します」と報告するだけでしょ?と思っている方、ちょっと待って!
結婚報告にはマナーがあり、ここで失敗してしまうと今後の人間関係にヒビが入ってしまうおそれもあります。
そこで今回は、失礼にならない職場での結婚報告のコツをご紹介します。
目次
1.結婚報告のタイミング
職場への結婚報告は、忘れずにしっかりしておかないと今後の働き方に影響します。
では、結婚が決まったら、職場へはどのタイミングで報告すればいいのでしょうか。まずは結婚報告のタイミングについてご紹介します。
(1)結婚が決まったらなるべく早く報告を
結婚に伴い、さまざまな手続きが発生する場合があります。
また、結婚式や新婚旅行などで長期休暇を取る場合もあるので、タイミングとしては結婚が決まり次第できるだけ早めに報告するのがおすすめ。
時期的には結婚式のおよそ3~4か月前ごろが目安です。特に職場の人を結婚式に招待する場合は、相手の負担にならないよう余裕を持って報告しましょう。
(2)結婚と同時に退職する場合
結婚と同時に退職を予定している場合は、まず会社の就業規則を確認して。
民法では2週間前に申し出れば退職できると定められているものの、会社によっては1~2か月前、あるいは3か月前などと規定されていることも。引き継ぎや人員確保も必要となるので、早めに申し出ましょう。
(3)相手の負担にならないタイミングに
結婚報告をするときは、相手が忙しくないタイミングを選ぶのがマスト。
会社によっては始業時間前や休憩中など、業務に影響の出ないタイミングを選びましょう。
相手が上司や上役の場合、可能であれば、事前にアポを取っておくのも大切です。
2.報告する順番は?
職場での結婚報告は、とりあえず同僚など仲のいい相手から…というわけにもいきません。
本来先に報告するべき相手が、ふとしたはずみで事後報告的に知ってしまうと気を悪くしてしまう可能性があるためです。
仕事上の業務連絡と同じく、報告する相手の順序や優先順位をはっきりさせておきましょう。
(1)直属の上司
まずは普段からお世話になっている、直属の上司から報告しましょう。そうすればきっと、次に伝えるべき相手や必要な手続きなど、細かい指示がもらえるはず。もしくは、人事などの部署に上司から直接手続きについて確認してもらえるかもしれません。
失礼にあたることのないよう、真っ先に報告しておきたい相手です。
直属の上司がいない派遣社員の場合は、派遣先への報告前に派遣元の担当者に報告しましょう。
(2)役職が上の人
上司から特別指示がなかった場合、役職が上の人から報告していくのが無難です。
この時、迷った場合は上司に相談したうえで業務上関わりのある人に限ってもOK。普段からやり取りがない相手に対しては、上司から報告しておいてもらうのがスムーズです。
(3)人事部・総務部
企業にもよりますが、結婚にまつわる手続きはおもに人事部や総務部の担当者が行います。
結婚で住所や苗字が変わる場合、社会保険や厚生年金などの変更手続きが必要になり、年金事務所などに担当者が直接出向かなければならないことも。
そういった負担を掛ける相手に対しては、直接報告することでより丁寧な印象を与えることができます。
(4)先輩や同僚
上司や上役、人事・総務への報告が終わったら、続いて同じ部署の先輩や同僚に報告します。
同じ部署でも、立場が上の先輩から順番に報告していきましょう。
仲のいい同僚に真っ先に伝えたい!と考える方もいるかもしれませんが、そこはぐっとこらえて。職場でこそ、マナーが特に大切です。
3.報告時に伝えておきたいこと6つ
報告する順番を確認したら、いざ本番!…とその前に、以下の点を確認しておきましょう。
□結婚後も仕事を続けるのか?
□結婚式はするのか?
□報告する相手を結婚式に招待するのか?
□新婚旅行などで長期休暇を取る予定があるのか?
□職場での苗字(呼び方)を変えるのか?
□妊娠しているのか?
これらの点は、結婚報告を受けた際に相手が特に気になるところ。今後の働き方にも影響するため、必要に応じてしっかり報告しておきましょう。
中でも妊娠などは相手から質問しにくいポイントでもあるので、もし妊娠しているのならなるべく同じタイミングで伝えておきたいところです。
上司に結婚式での乾杯の音頭やスピーチをお願いする場合も、早めにお願いしておきましょう。
特に結婚後も変わりない場合でも、報告した後に「結婚しますが、これからも変わらずよろしくお願いします」と一言添えれば好印象です。
4.職場での結婚報告はメールでもOK?
仲のいい友人など、近年ではLINEやメールで結婚を報告するケースも増えてきています。
では、同じように職場でもメールで結婚報告をしていいのでしょうか?
結婚報告は対面が基本
結論から言うと、職場での結婚報告メールはあまり好ましくありません。直接会って報告するのが、一般的なマナーです。
ただし相手が多忙でなかなか直接話す機会が取れない場合や、仕事では関わりがあるものの普段はあまり会わない他部署の人などの場合、やむを得ずメールでの報告となることがあります。
その場合、まずはメールで結婚報告することの許可を上司から得ておきましょう。自己判断でメールを送ってしまうのはNGです。
一斉送信での報告は避けて!
注意すべきはその送信方法です。一斉送信すると、たとえ「BCC」を使った場合でも、相手が一斉送信されたうちの一人であることがわかってしまいます。
一斉送信であることがわかれば、相手が手を抜かれたと感じて気分を害してしまうおそれも。
結婚報告メールは個別に作成し、一人一人に送信するのが鉄則です。
5.【職場の場合】結婚報告メール例文
職場の人にメールで結婚報告をする場合、気になるのがその文章。友人に対するメールと違い、ビジネスライクな文面になるため堅めの印象になります。
書き出しと結びの例文をご紹介するので、メール作成時の参考にしてください。
書き出しの例文
「○○部○○課
○○様(○○課長など)
お忙しいところ失礼します。
私事で恐縮ですがこの度結婚することになりました。」
書き出しではこのように、結婚することを端的に述べます。取引先などでない限り、時候の挨拶など長々とした前置きは不要です。
結婚式に相手を招待する場合は、続いて結婚式の日程と参列をお願いする内容を書きます。
○月○日○時から○○で結婚式を行います。
ご予定がよろしければ、ぜひ列席いただきたいと思っておりますので、ご検討いただけたら幸いです。
一方で結婚式を行わない場合は、その旨を書きます。
結婚式は行わず、親族だけで食事会を開くことにいたしました。
結婚式は行うものの相手は招待しないという場合には、身内だけで済ませる旨を書き添えておくと相手の心証も悪くなりません。
結びの例文
続いては結びの例文です。
結婚後も今まで通り変わらず仕事を続けるのか、退職するのかで最後の結びの文章が変わるため注意しましょう。
結婚後も仕事を続ける場合
「結婚後も、仕事と家庭を両立できるよう精進してまいります。
今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。」
結婚後、仕事を辞めてしまう場合
「結婚後は退職させていただく運びとなりました。
現在の担当業務の後任者が決まり次第改めて連絡させていただきます。
ご迷惑をおかけしますがご理解のほどよろしくお願い申し上げます。」
職場関係の方に結婚の報告をする際は、挨拶とともに、結婚後の働き方についても伝えておくのがマナーです。
6.最後に
職場での結婚報告について、タイミングや報告する相手の順番、メールで報告する場合の例文などをご紹介しました。
親しい友人相手と違い、職場での結婚報告にはさまざまな配慮が必要です。
結婚後も円滑な人間関係や職場環境が築けるよう、ぜひ参考にしてくださいね。
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