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インスタ映え抜群なジャイアントフラワーの先駆者に聞く「ジャイアントフラワー×結婚式」

投稿日:2017年10月21日 更新日:

まるで、新郎新婦が小人になったかのよう……今、花嫁様に人気急上昇中のアイテム、「ジャイアントフラワー」をご存知ですか?

その存在感は圧倒的で、結婚式の会場に飾ってあるだけで、そこが写真スポットになったり、独特な世界観を作り出すことができたりと大人気です。今回は、そんなジャイアントフラワーの日本での第一人者で、錦糸町にてプリザーブドブーケ作りやプライベートレッスンを開かれるなど、お花を通じて花嫁様の理想を叶えるお手伝いをされている、スージーレモネードの金野さんにインタビューしてきました。

誕生のきっかけ

壁に飾ったり、手で持ったりといろいろなアレンジ方法があり、しかも、フォトジェニックな一枚が撮影できると、今やジャイアントフラワーは、おしゃれな結婚式や二次会に欠かせない、大人気のアイテムの一つです。ここ数ヶ月で、爆発的に流行し始めたように感じる方が多いと思うのですが、ジャイアントフラワーは、いつ頃生まれたのでしょうか。

元々は、ドレスショップのスタッフが、海外のサイトを見て、「これ、ちょっと作ってよ!」と半ば強引に(笑)、ジャイアントフラワー作りを依頼されたのが、きっかけです。それが、2年前(2015年)の4月ごろですね。

初めてきちんと商品として作ったのは、2年前の夏のことです。ドレスショップのブログに、春に作った試作品のジャイアントフラワーを掲載していただいたみたいなんですね。そしたら、ある美容室様からご連絡をいただいたんです。「新規のお店を出すときに、ジャイアントフラワーを飾りたいと思っています。」と。もちろん、試作品として作ってみただけのアイテムなので、販売は難しい旨をお伝えしたのですが、断り切れず……(笑)。そのままお作りしたのが最初です。

今は、いろんな会社さんがジャイアントフラワーを販売されていらっしゃいますが、恐らく商品としては、弊社が最初にジャイアントフラワーを作らせていただいたと思います。

たった2年で問い合わせ殺到の人気アイテムに成長!

日本で最初にジャイアントフラワーを商品化したとは驚きですね。一輪でも、たくさんあっても、どんな形でも絵になるジャイアントフラワーは、SNS現代ならではの思わぬ形で、一気に世の中に広まったそうです。金野さんも驚いたという、そのきっかけを伺いました。

実は、先ほどの新規出店された美容室に飾らせていただいたジャイアントフラワーのお話には、後日談があるんです。その美容室の工事を担当した、工務店の社長さんのお知り合いの方が結婚することになり「お祝いとしてあの花(ジャイアントフラワー)をプレゼントしたい!」とおっしゃったんですね。

そして、その花嫁様が、ジャイアントフラワーをインスタグラムにあげられたんですよ。そう、その写真が、初めてジャイアントフラワーがインスタグラムに登場したきっかけです。これもちょうど2年前(2015年)の夏ですね。

それからインスタグラムを通じて、“ジャイアントフラワー”の存在が、どんどん花嫁さんに広がっていったんです。その年の12月ごろに、日経新聞さんでジャイアントフラワーを記事にしていただいて、それがきっかけで企業様のお問い合わせやイベントのお誘い、お問い合わせなどをいただくようにもなりました。あっという間に2年が経ちましたね。

金野さんについてお伺いします。以前の職業は?

今のウェディング業界で、爆発的な人気を誇る“ジャイアントフラワーの火付け役”、といえば、元々、芸術的な活動をされていたり、ウェディングや手先の器用さを生かした職業などに就かれていたのでは?と想像してしまいますね。実際、金野さんの以前の職業について聞いてみました。

私は、元々は証券会社で営業課長をしていました。その頃は、男性以上に厳しい上司だったってみんないいます(笑)。スーツしか着てなかった生活なんですよ。そこからの転身です。主人も同じ会社なので、結婚しても証券会社を続けられたんですが、「1回休んでみたら?」と言ってくれたので、会社を退職し主婦になることにしました。

きっかけは、震災×結婚式

元々は、ウェディングとは全く違う業界にいた、という金野さん。ご結婚され、証券会社を退職されたことで、新たなキャリアを築かれることになったそうです。会社を辞められた金野さんが、流行の仕掛け人となるきっかけとは、なんだったのでしょう。

ジャイアントフラワーを作ることになったきっかけは、私の結婚式準備の時にさかのぼります。ちょうど震災があった年の5月に、私たちは結婚式を予定していました。主人の出身が仙台だったこともあって、震災があったことで、一度は中止にしようと思いました。でも、「俺たち地震なんかに負けないから!!結婚式を楽しみに毎日頑張るから!!」という、主人の同級生からいただいた招待状の返信メッセージをみて、来てくれる人が楽しめる結婚式をしなきゃ! と二人で誓い合いましたね。

私たち夫婦は、野球が大好きでしたので「野球」をテーマにした結婚式を挙げることにしました。ちょうど、野球にちなんだ式場も見つけたので、あとは結婚式に来てくださるみんなに楽しんでもらえるようなことは何でもしよう! と決めました。結婚式準備までは自分で“ものづくり”はしなかったのですが、いろいろ作ってみようとチャレンジもしましたね。そこで、たまたま自宅近くの教室で開かれている「ブーケ作りレッスン」に参加してみました。プリザーブドフラワーのブーケを、自分で作ろう! と。

ジャイアントフラワーには反対でした。

ご自身の結婚式がきっかけで、お花に出会い、ブーケ作りを始めたという、金野さん。その根本には、「結婚式に来てもらう方たちに楽しんでほしい!」という純粋な願いが込められていたのですね。お花に出会った金野さんが、そこからジャイアントフラワーを作るまでの経緯と、その当時の本音についても聞いてみました。

自分の結婚式のブーケを習いに行ったことがきっかけで、プリザーブドフラワーを習うためにお花教室に通い始めました。ご縁があって、TIGドレス(ウェディングドレスのレンタル専門店)の社長に声をかけていただき、ドレスのお客様のコーディネートの花冠や、ブーケなど作ってきました。それで、ドレスショップのスタッフから、「ちょっと、ジャイアントフラワーを作ってみてよ!」という話になったんですね。

実は最初私は、ジャイアントフラワーを作ることに反対でした。

お花教室に通っていることもあって、こんな大きな、作ったお花を持つよりも、素敵なドレスには、きれいな生花のブーケが絶対に似合う! と思っていました。お客様のブーケを作らせていただくことが一番多かったこともありますが「ブーケの方が絶対合う。」という自分の思いはなかなか揺るぎませんでしたね。結婚式って、花嫁さん自身はもちろんお綺麗ですし、せっかくドレスも髪型も全て、人生でここ一番ってくらいにお金を掛ける日じゃないですか。そこに、こういうお遊びで造ったお花でいいのかなという想いがあったんです。

フラワー作りに込める想い

意外にも、ジャイアントフラワーの第一印象は、さほど劇的なものではなかったのですね。そんな金野さんが、ジャイアントフラワーの魅力に気づき、信念を持って作品を生み出されるようになって、現在、全国のたくさんの花嫁様やゲストの方たちを魅了するアイテムに成長していきます。金野さんのジャイアントフラワー作りにかける想いは、お客様の幸せを願う、プロそのものでした。

「ドレスにはブーケの方が絶対いいのに。」と思いながら、作っていたわけなんですが(笑)、ジャイアントフラワーが自分が思っていた以上にご好評をいただくようになりました。お花教室の先生や仲間は、これをどう思っているのかな……と気になっていましたが、お花教室の仲間が言ってくれた言葉があります。「ジャイアントフラワーを持った時ってさ、誰でも笑顔になるよね!」と。その時に、「あ!それだっ!!!」と気づかされました。

確かに、花嫁さんもそうだし、ゲストの皆さんもですが、みんなが喜んでくれるんですよね! お客様の中では、ご両家のご家族のどちらが持って帰るか取り合いになって揉めたという話をお伺いするくらいです。自分が結婚式をした時、“震災直後だったけれど、みんなに頑張ってもらいたい!笑顔になってほしい!”と思った気持ちと、ちょっと近いのかなと気づくことができましたね。

普通にはなかなか見ることがない、大きいお花だからみんな笑顔になるのかな! と最初は思っていました。でも、やっぱり私は、お花をずっと扱ってきましたので、“大きくても、きれいなものじゃなければ意味がない”と思って、そのこだわりはずっと持っていますね。やっぱり、20代、30代の花嫁さんを中心に、「かわいい!」と言ってもらえる色や形を今も追求し続けています。

誰もやっていないものを作りたい

最初は、ジャイアントフラワーを作ることに、反対だった、というお話が意外だった方も多いのではないでしょうか。“ジャイアントフラワーがみんなを笑顔にする”、それに気づいてから、金野さんの快進撃は一気に続きます。

ジャイアントフラワーを作りながら、“大きくても、きれいなものじゃなければ意味がない”そう思うようになって、本当にこれを真剣にやるんだったら、お遊びに見えない、「わっ、本当のお花?」って思うぐらいの、リアルなものを作らなければ! と決意したんです。

“誰もやってないものを作りたい!”と思ったきっかけになったのは、海外の写真を見ていて、これをさらにリアルにしたいなと思ったことです。茎もおもちゃっぽいものでは面白くないのでそこもちゃんと考えましたね。お花も茎もフォトジェニックなものをね。女の子にかわいい! と思ってもらえるものを常に追及しています。

ニーズは、花嫁にとどまらず……

作品はいつも、イメージにあった紙を自ら探すところから始め、花びら一つ一つを丁寧に生み出していく、という金野さん。スワロフスキーを1粒入れて「Will you marry me?(僕と結婚してくれませんか?)」というプロポーズ用のお花を作られたこともあるそうです。女の子が素敵! と思うには、まずは自らがいいと思えるものを……それを追及した結果、個人のお客様だけではなく、企業様からもオファーが来るようになりました。

ちょうど昨年(2016年)の6月くらいですね。ジャイアントフラワーに1つずつ、筆で色を入れて染めてみたんです。「香ってきそうなお花」という感じを出したいな、と。

それから、「企業カラーでブースを作りたい」というウェディングの会社の方のご要望にお応えして、企業カラーでジャイアントフラワーを作ってお出ししたこともありました。完全オーダーメイドで作成させていただきましたね。また、ハロウィンには、三重県の長島スパーランドさんのウォール全体を装飾しました。これは、制作も運搬もちょっと大変で、5m幅のウォールを1ヶ月かけて作りました。長島スパーランドさんは、海辺なので潮風があるんですね。イベントが毎週土日にあって、ジャイアントフラワーのウォールを1ヶ月間使いたいというご注文だったので、「湿気に強く」とか、「特殊な紙を使ってほしい」……などなど細かい指示もあり試行錯誤しました。すごく大変でしたけど、結果、フォトブースでみなさんがとっても楽しそうに撮影してくださったことが何よりもうれしかったですね。

作品は常に変化し続ける

結婚式だけにとどまらず、空間作りのアイテムとしての需要も高いジャイアントフラワー。その人気は日々増すばかりですが、この流行の火付け役、金野さんご本人は、それをどう感じていらっしゃるんでしょう。

ジャイアントフラワー作り自体は、もう2年ぐらい続けているので、“最近流行っている”、という実感があんまりないのが正直なところですね。常にいろんなご依頼やイベントにお誘いいただいているので、その都度考えながら目の前のことに取り組んでいます。“他と同じことをやってもしょうがないな”という思いがあるので、常にその都度、ご依頼やイベントに合わせたデザインを新たに作っていけたらいいなって思っていますね。同じものを作るのに飽きちゃう性格なんですね(笑)。

今年(2017年)、ブライダル産業フェアという、結婚式で使用するアイテムやフォトブース、引き出物などを一同に展示するイベントに出店をさせていただいた時、ずっとやりたかった“和風のお花”を作って展示をさせていただきました。ちりめん素材を使ったお花は、チームのみんなで半年かけて試行錯誤しながら作ったものです。まだどこのお店でもチャレンジされていないことなので前例がなく自分たちで1から作る必要がありました。和風のお花を作成するにあたり、素材選びにこだわりました。紙だとお着物の素材に負けてしまうということがよくありますので、よりクオリティーの高いものを目指して布を選びました。和を作ることを考えた時に、今流行りの“つまみ細工”を取り入れようと試みたのですが、想像以上に大変で、素材がとても柔らかいため形を作ってもすぐに崩れてしまうなど、その加工をするのにかなり試行錯誤し、展示会の前日にぎりぎりで仕上がりました。

金野さんのジャイアントフラワーは、ただ可愛いだけではなく、ウェディング会場や七五三などのフォトスタジオなどで、使いやすいよう、マグネット仕様にしているものもあるとか。ジャンボフラワーを飾る時に壁を傷つけないためだけでなく、お子さんなどが撮影する時には、高さを調整できたりと、簡単に取り外しもできて、好評をいただいているそうですよ。

全国に広がるジャイアントフラワーの輪

世の中のニーズやお客様、企業様からのリクエストにも柔軟に応じ、ジャイアントフラワーは、どんどんリアル感を増し、オリジナルなアイテムに育っていきました。本当に日々オファーが絶えない様子がよくわかりますが、このお花は、金野さんだけで作るのは難しそうです。こちらでは、これらを何名くらいのメンバーで作られているんでしょう。

ジャイアントフラワーの作成方法は特許出願をしています。現在、その作成方法を使用できるディプロマ(認定書)を発行しているので、そのスタッフは全国に30名ほどいますね。全部自分1人では作れませんので、その方たちにも任せています。

ご依頼いただいた仕事が、例えば、広島だとか大阪の仕事だった場合は、それぞれ現地のディプロマを持っている方に、私の代わりとしてお仕事をしていただいてます。今は、西日本が中心ですね。流行は西日本の方が早いんですかね、東日本にも少しずつスタッフは増えてはきています。今月は青森の方がディプロマの取得にいらっしゃいますよ。四国と沖縄にもいらっしゃって、県に1人ずつぐらいのイメージですね。全国に広がっています。

ジャイアントフラワーが自作できる!?

全国に認定書を持ったたくさんの先生がいらっしゃったんですね。ジャイアントフラワーが一気に人気となった理由は、以前のInstagramの投稿とともに、すぐ近くに先生がいたことが大きかったのかもしれませんね。そして、これから、結婚式をされる花嫁様やこれまでのインタビューで、ジャイアントフラワーに興味が湧いた方に金野さんから朗報です。

専任スタッフ以外に、お客様一人一人がワークショップでジャイアントフラワーを作成していただくことも可能です。レッスンだとジャイアントフラワーの作成時間は、2時間から2時間半ぐらいですね。花嫁さんおひとりではなく、カップルでいらっしゃる方もいます。「ジャイアントフラワーを作りたい!」と、わざわざ広島から花嫁さんが来てくださったこともありました。そういう方のご要望にもお応えして、今は全国でレッスンも受けられるようにしています。去年は、東京の花嫁会は30名程、名古屋も20名程集まっていただきました。みんなで作るので、当然、おしゃべりも止まらなくなります(笑)。花嫁さん同士がつながるコミュニティの場にもなっていると思うと、とても嬉しいですね。

幸せを見届けるのがやりがいです

結婚式当日に使った写真を、教室で出会った“嫁友”同士でシェアしたりするなど、結婚式を通じて、ジャイアントフラワーを通じて、新しい出会いがあるって、とても魅力的ですね。金野さんの教室にはどのような方たちがいらっしゃるんでしょうか?

これまでに数百組のカップルにお会いさせていただいていますが、ここに来てくださる方たちは、比較的、結婚式の準備を一生懸命頑張っている方が多いなと思います。それから、ジャイアントフラワーに興味を持って一生懸命、お教室を探してきてお越しいただいたりしているようです。

私は、ジャイアントフラワーを結婚式に使ってくださって、皆さんが「結婚式、本当に楽しかった!」とおっしゃってくださることが1番嬉しいです。お式の後にお写真を送ってくださる方もいるのですが、その笑顔がみなさん本当に幸せそうなんですよね。カップルの皆さんそれぞれいろんな背景がおありで、会った瞬間に結婚を決めたというカップルもいらっしゃいましたし、高校時代から付き合っていて、やっと結婚するんです! という方たちもいらっしゃいました。カップルの形は、それぞれだと思うんですが、「結婚式」は、当日を迎えるまでに、いろんな準備があってやっぱり大変ですよね。それでも、「結婚式を挙げてよかった!」とみなさん、おっしゃいます。「本当に楽しかった。」「幸せでした。」という方が本当に多いですね。

涙の理由とは?

金野さんの教室を訪れるカップルは、大きなお花に見守られて、大きな幸せを掴む方が続出されているそうです。結婚式を挙げた「花嫁」から、たくさんのカップルを支え、見守る側へと転職されたわけですが、日々、どんな思いでカップルの皆さんと接していらっしゃるのでしょうか。金野さんの今の思いを聞いてみました。

自分が結婚式を挙げてから、もう6年ぐらい経ちます。今は、花嫁さんたちを「支える側」になって、自分が結婚式をするときには気づかなかったことがたくさん見えるようになりましたね。裏方で結婚式を支えている、ウェディングプランナーさんやヘアメイクさん、衣装着付けの方やドレスショップのスタッフを日々見ていて感じるのですが、本当に皆さんがとても熱い思いを持っていらっしゃって、“結婚式を支えている”という気持ちがひしひしと伝わってきます。実際、大変な仕事だと思います。でも、一切の手抜きはもちろんなくて、現場で働いてると、その熱い思いが転じて、花嫁さんやカップルに感情移入したりもするんですよね。母親のような気持ちと言ったらおかしいんですけど、それと同じような気持ちになりますよね。一緒にブーケを作った花嫁さんの、挙式に参加させてもらったことがあるんですけど、涙が止まらなくなってしまって、結婚式後に「親友の誰よりも泣いてましたよ」と言われました。「親か!」と突っ込まれるほどです(笑)。

今でも、結婚式を控えた花嫁さんには、「大丈夫?早く寝てね」とか、前の日にLINEやメールを送っちゃいますね(笑)。

正直、結婚式は挙げる必要ないと思っていました

現代は、結婚しても結婚式はしない、ウェディング写真は撮るけれど結婚式はしない、なんてカップルがとても増えているのが現状です。花嫁さまの理想を叶えるお仕事をされている金野さんは、そんな現状をどう思われるのでしょうか。結婚式をしない、というカップルにアドバイスはありますか?

私自身が「晩婚」だったので正直なところ結婚式ってする必要はないと最初は思っていました。だから、「結婚式をしたくない」、「しなくてもいい」という気持ちはわかります。でも周りのご家族やお友達は、やっぱり結婚式で新郎新婦さんの幸せな姿を見たいという気持ちがすごくあると思いますね。

私が結婚式をする決断をしたきっかけは、夫婦で結婚式について考えているときに、主人が「もしも結婚式をするとしても、義理で人を呼ぶ必要はないよ」と言ったことでした。「いくら会社でお世話になっていても、義理で呼ぶ必要はないと思うから、自分たちの人生にとって、これからもいて欲しいなと思える人たちに集まってもらおうよ。」と。その時に「あぁ、結婚式って、“そういうもの”なのかもな……。」と思いました。派手なドレスを着ることや派手な演出をすることじゃなくて、結婚式は、“家族と家族の結びつき”だったり、“自分が今までお世話になってきた人と、これからお世話になってくる人との一介の節目”だったりするのかなと思います。最初は、結婚式はする必要がないと思っていた私も、それで、結婚式はきちんとやろう! と本気で思えました。上手く伝わるかわからないですが私はそんな風に思って結婚式をしましたよ、と伝えたいですね。

結婚式をポジティブに受け止められない時期だってある

結婚式は、“家族と家族の結びつき”や “自分が今までお世話になってきた人、これからお世話になってくる人との一介の節目”のいい機会であり、大切なセレモニーだと語る金野さん。しかし、一方で、結婚式に前向きになれないカップル、その中でも特に働く女性の気持ちがよくわかるともおっしゃいます。この気持ちに共感出来る女性も多いかもしれません。独身時代の経験をお話しいただきました。

私が仕事をしていた頃、すごく忙しい毎日でしたが、ある時期から友達や後輩がどんどん結婚していったことがありました。ですが私自身は「結婚」よりも「仕事」の方に興味がありましたので、毎週のように友達や後輩の結婚式とか二次会に出席するというのは、正直しんどいな……と思うこともありました。もちろん、おめでたいことなんですが、「……はあ、大変。また週末は朝から結婚式に行くために用意して。……ああ、まだご祝儀下ろしてないや。」とか(笑)。今は、一生懸命働いてらっしゃる女性も多いので、そういう気持ちって正直あると思うんですよ。だから、結婚式への思いもポジティブなものばかりではないかもしれませんね。

私の親友と言える友人が入籍したときのことですが、「結婚式は、恥ずかしいから嫌だ」というタイプの子だったんです。でも、私が「結婚式は、絶対に挙げて!絶対にやった方がいいよ」と伝えて、沖縄で家族と親しい友人だけで行うことになりました。結婚式は、盛大に行う必要はないし、本当に親しい人を呼べたら、それで十分だと思います。結婚式をやるかどうか迷っている方々には、結婚式は、二人のためだけに行うものじゃなくて、これからの人生を歩む上で、これからもお世話になる人に向けた夫婦のお披露目が「結婚式」だと思いますよと、伝えたいですね。

体験してみてわかる世界がある

結婚式を挙げるかどうかの葛藤を乗り越えて、結婚式を挙げた金野さん。実際に、自らの結婚式を経験したことで、自分も、そしてご主人の価値観も大きく変わったと語ってくださいました。

自分が結婚式を挙げた後の「結婚式」と、挙げる前の「結婚式」で見方が随分変わりました。「こんなにも結婚式っていろんな思いが詰まった2時間なんだな」ということを自身が結婚式を挙げてみて初めて気づきました。届いた招待状1つにしても、新郎新婦のふたりが一生懸命選んでいるなんて、思いもよらないですよね、料理にしてもそうだし、ひとつひとつのアイテムも。

この感覚は男の人も同じようです。うちの主人もそうですが、私たちの結婚式を挙げてからゲストとして参列した結婚式は、帰宅すると「今日の結婚式のここが良かったよ。とか、「こういうことがあったよ。」という話をするようになりました。それまでは、何となく出席して、お酒を飲んで、美味しいものを食べて、おめでとう! と騒いで帰ってくる……みたいな感じだったと思います(笑)。結婚式を挙げたことがない人の立場からすると、“決められたパッケージがあって、当日にそこにふたりが衣装を着て立っている”みたいな感じだと思うんですよ。結婚式の準備の大変さや結婚式への思いも、想像はつかないし、経験してみないと分からないものですよね。

結婚式は挙げなくていいという方も、……まあ、二人の気持ちが一番大事なので、そこは無理に! とは言えないですね。ただ、結婚式を挙げた大半の方が「最高に楽しかった!」「あっという間の1日だった!」「もう一回やりたい!」という感想を口にされるんですよ。こういう人がすごく多いという事実は、ぜひ知っていてほしいなと思います。

結婚式へのイメージも、結婚式というものの価値観も、そしてこれまで生きてきたバックグラウンドも、人それぞれ。一概に結婚式を絶対に挙げるべき! とは言えないけれど、結婚式をしないつもりだった金野さんが、結婚式を挙げたからこそわかることがあった、とご自身の体験を赤裸々に話してくださいました。結婚式を挙げるかどうか迷っている皆さん、ぜひ今一度、立ち止まって考えてみてください。

【取材協力】

スージーレモネード
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